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8月8日(水) 司会:高木早苗 |
◆第1部 12:00-13:50 |
久元祐子
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チェンバロからピアノの時代へ
《曲目》
ヨハン・クリスティアン・バッハ:ピアノ・ソナタ イ長調 作品17の5 1楽章
モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ短調 K310 1楽章
《コメント》
1760年代から1770年代は、18世紀の初めに発明されたピアノがいよいよ普及していく時代でした。そして、その中に、モーツァルトがいました。モーツァルトは、大バッハの末の息子、ヨハン・クリスティアン・バッハたちの影響を受けながら、ピアノ曲を書いていきます。ふたりの作品を聴き比べ、作風の違いも感じていただければと思います。
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林苑子
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"波"のリズム-シチリアーノ
《曲目》
バッハ(ケンプ編曲):シチリアーノ(シュヴァイツァーに捧ぐ)
レスピーギ:シチリアーナ(リュートのための古風な舞曲)
シューマン:子どものためのアルバム 第11曲 シチリアーニッシュ Op.68-11
フォーレ:シシリエンヌ
《コメント》
地中海の十字路と呼ばれたシシリー島のリズムです。「タータタン ターンタン」のリズムに各作曲者のハーモニーやメロディが加わり、さまざまなシチリアーノが生まれました。他の名曲からも聞こえてくるこのリズムを探しながら、波に乗って、地中海へ漕ぎ出しましょう。
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ドゥー フルール (今野早苗&菅生晴美) |
デュオで奏でるアニメ・ミュージカル・そして??
《曲目》
久石譲:『ハウルの動く城』より「人生のメリーゴーランド
レナード・バーンスタイン(大宝博編曲):『ウェストサイド・ストーリー』より「マリア」「アメリカ」
リチャード・ロジャース:『サウンド・オブ・ミュージック』より「ドレミの歌」
《コメント》
2人の想いが一致して、曲の魅力を充分に引き出すことができた時、ソロとはまた別の世界が見えてきます。4手ならではの音の拡がりと、響きのボリュームを聴いて下さい。そして皆さんも、気の合うペアを組んで始めてみてはいかがでしょう。
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中川京子 |
ショパンとレガート
《曲目》
ショパン:小犬のワルツ
ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調
ショパン:ワルツ第2番 Op.34-1変イ長調
《コメント》
ピアノの詩人と言われたショパンの語法の中でも、最も大切なのは"レガート"。打楽器であるピアノを歌わせるには、どうしたらよいのか...?皆で考えてみましょう。
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伊賀あゆみ |
ピアノで楽しむフィギュアスケート
《曲目》
プッチーニ:『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
ショパン:ノクターンOp.9-2(カーメン=キャバレロ編)
モンティ:チャルダッシュ
《コメント》
フィギュアスケートで使われることも多いクラシック音楽。ピアノとフィギュアの共通点などをお話しながら、楽器の魅力に迫ってみたいと思います。
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丹内真弓 |
アレンジワールド!!
《曲目》
モーツアルトが「星に願いを」(丹内真弓編曲)
ショパンが「星に願いを」(丹内真弓編曲)
ステップ課題曲より、「星に願いを」(田代ユリ編曲)ほか
《コメント》
クラシックとポピュラーの融合!何を演奏するにしても、基礎テクニックや音楽センスは共通課題、切磋琢磨して、向上しましょう。
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◆第2部 15:20-17:10 |
金子一朗 |
音楽を数学的に考える
《曲目》
ドビュッシー:『ベルガマスク組曲』より
第1曲「プレリュード」、第4曲「パスピエ」
《コメント》
数学は計算が大変で難しいと思われていることが多いのですが、それは誤解で、物事を論理的に考えて複雑なものをとらえやすくする学問です。音楽は私たちの心を揺れ動かすものなので、冷たいイメージのある数学とは全く関係がないように思われますが、実はすごく似ているところがあるのです。音楽は、作曲家が異なれば聞こえ方も異なりますが、それがどういうことなのかを数学的に考えてみましょう。
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広瀬美紀子 |
「心の散歩道」...みんなちがって、みんないい
《曲目》
菅野光亮:『砂の器』より「宿命」
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
《コメント》
音楽はもともと太古の昔から遠くの人に何かを伝える意思伝達手段でした。音が発信される以上に、必ず相手がいます。音は心のメッセージです。いつしかクラシックとか、ポピュラーとかジャンル分けが進みましたが、人間は国境もジャンル分けも、ランク分けもない方が自由です。心にひびく音楽を求めて、「心の散歩道」をいっしょに歩きましょう。「みんなちがって、みんないい」(金子みすずの言葉より)。
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村井頌子 |
バロックダンスと舞曲
《曲目》
クリーガー:ブレ、メヌエット
ラモー:メヌエット
J.S. バッハ:ガヴォット 他
《コメント》
メヌエットやガヴォットなどの舞曲はバロック時代に舞踏会やオペラの中で踊られていました。実際のステップを踏んでみることで、舞曲のリズムと雰囲気を感じ取って下さい。また、当時の楽器の楽器や演奏様式を知ることは、アーティキュレーション、曲想、テンポなどの演奏解釈の助けとなります。
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中井正子 |
フランスピアノ音楽へのお誘い
《曲目》
ドビュッシー:喜びの島
《コメント》
「のだめカンタービレ」の中で演奏されて人気上昇中の《喜びの島》をご紹介します。
ドビュッシーを代表する華麗な作品ですが、プロのピアニストに限らず、アマチュアの方達にもそれなりに弾きこなせる作品です。この作品の魅力と聴かせどころについて、演奏とお話をしたいと思います。
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今井顕 |
翼を得たソナチネ-もっと自由に解釈できる古典の記譜法-
《曲目》
ソナチネアルバム第1巻より(初版と初期楽譜を基にした校訂版、今井顕校訂、全音楽譜出版社)
《コメント》
「生き生きと」「歌うように」「表情豊かに」...。レッスンで言われませんか? 先生のおっしゃることはわかっても、どうしたら良いのでしょう。その秘密を解き明かします。鍵は「どうしてもっとスラーやスタッカートが書かれていないんだろう」と歯がゆい思いをする、古典派の楽譜に隠されているのです。
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川井綾子 |
"月の光"って聴こえるの?
《曲目》
ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」(一部)
ラヴェル:「夜のガスパール」よりスカルボ(一部)
ドビュッシー:月の光
《コメント》
西洋では不思議な魔力が潜むといわれている「月」。その「光」は「見る」ものであるのに、これを題材に様々な作曲家が作品を創っています。今回は代表的な3人の作曲家を取り上げ、彼らがそれぞれ「月」を見て何を表現しようとしたのか、また逆にその表現の仕方によって作曲家の特性を感じてみたいと思います。
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8月9日(木) 司会:伊賀あゆみ |
◆第3部 13:30-15:20 |
武田一彦 |
ハーモニーの色合いと表現-ショパン名曲編
《曲目》
ショパン:エチュード Op.25-1「エオリアンハープ」
ショパン:幻想即興曲
ショパン:エチュード Op.10-12 「革命」
《コメント》
多くの人々に愛されるショパンの名曲を通して、ショパン独特の微妙なハーモニーの音色や、雰囲気を感じ取っていただければと思います。
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伊藤仁美 |
ギロックで楽しむ世界の名曲
《曲目》
ギロック:金魚
ギロック:セレナード、ショパン:ノクターン「遺作」嬰ハ短調
ギロック:スペインの休日、ファリャ:恋は魔術師より「火祭りの踊り」
ギロック:秋のスケッチ
《コメント》
ギロックの作品は名曲のミニチュア版として作曲されたものが数多くあります。永年ピアノを学んでからしか弾けなかったレベルの高い名曲が、雰囲気,味わいそのままに、初歩の段階からもうピアニストになった気分で楽しく弾けるのはとても嬉しいことです。でも、ぜひ本物の名曲を聴いて、実際弾けるまでピアノを続けていただきたいという思いを込めて演奏します。
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西畑久美子 |
"四季とピアノ曲-夏をテーマにしたら-
《曲目》
日本の夏メドレー:うみ-この広い野原いっぱい-ふるさと-夏の思い出
メンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』より「結婚行進曲」
ショパン:ノクターン Op.9-2
《コメント》
21世紀の今、私達はいつでも簡単に海外アーティストの演奏に出会える便利な世の中に生きていますよね。でも、作品の出来た瞬間の、その国の空気や温度や、また人々の思いや、いわば時代までも共感して聴くことは少ない気がします。ヨーロッパの作曲家の作品を味わうことは、その国の背景全体を味わうことであることをお伝えできれば、と願っています。
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田中克己 |
ピアノのおもちゃばこ
《曲目》
セサミストリートの歌
ブルグミュラー:つばめ
ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
故郷(田代ユリ編曲) ほか
《コメント》
ジャンルを問わず、グランドピアノをおもちゃ箱に見立ててさまざまな魅力的な曲をひっぱりだしてみようと思います。
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宮澤むじか |
"L'air de France "フランスの雰囲気をご一緒に...
《曲目》
フォーレ:3つの無言歌から 第1番
サティ:ピカディリー
ドビュッシー:野を渡る風
プーランク:即興曲 第15番 「エディット ピアフをたたえて」
《コメント》
フランスらしいお洒落で素敵な小品等を紹介しながら、ほんの少し、フランスの空気を感じて頂きたいとおもいます。
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デュオおさの(小佐野圭&実穂) |
「DUOおさのツアーズ」へようこそ
《曲目》
イギリス☆エルガー:愛のあいさつ
日本☆中田喜直:『日本の四季』より"初秋から秋へ"
ドイツ☆ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第 5番
フランス☆ラヴェル:マ・メール・ロア より
《コメント》
今回の豪華客船は日本から出発しドイツ、チェコ、フランスへの旅です。誰でも知っている"日本の歌"からスタートします。何曲入っているか、数えながら聴くのも楽しみのひとつです。外国の曲も連弾曲の定番と言われている名曲ばかりを集めました。きっと、楽しんでいただけると思います。
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◆第4部 17:00-18:50 |
高木早苗 |
20世紀の舞曲(ダンス)な小品たち
《曲目》
ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
吉松隆:プレイアデス舞曲集より
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ピアソラ:リベルタンゴ
《コメント》
20世紀には、各国に残る土着のリズムとクラシックを融合させた、新しい感覚の音楽がたくさん生まれています。その中から特にお気に入りの小品を集めてみました。それぞれの曲が放つ独特の香りを楽しんでいただけたら嬉しいです。
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多喜靖美 |
おはなしとピアノ演奏によるシリーズ 『ながぐつをはいたネコ』
《曲目》
今年度ピティナ・コンペティション課題曲(A2級-C級)より11曲&ナゾの1曲
朗読:松本あすか/ピアノ:多喜靖美
《コメント》
演劇、映画、ドラマ、アニメなどで『音楽』の果たす役割はとても大切です。『音楽』で伝えられるものとは - ということを考える切っ掛けにして戴ければ幸いです。今回はペローの童話の朗読とともにピティナの今年度の課題曲を演奏します。さてどんな場面にどんな曲が飛び出してくるでしょうか ! ナゾの1曲とは-
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砂原悟 |
目と耳で楽しむピアノ(映像とピアノ演奏のコラボレーション)
-カール・レーヴェのバラードの世界
《曲目》
カール・レーヴェ「詩人トム」
《コメント》
「目と耳で楽しむピアノ」を提案している文京SSステーション、今回の試みは「ドイツ歌曲と映像」。カール・レーヴェのバラードを取り上げます。レーヴェの作品はストーリー性が魅力。ドイツ語で語られるストーリーを、音(歌とピアノ)と映像で、楽しく鑑賞していただこうというのが狙いです。映像によって、言葉の壁を越え、作曲家の表現する擬音や気分の描き方なども理解しやすくなるはず。音楽と映像が互いに助け合う表現方法を模索しています。
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根津昭義&栄子 |
もっと身近にアンサンブル-ヴァイオリンとともに
《曲目》
ポンセ:「エストレリータ(小さな星)
2007年コンペ課題曲(佐々木邦雄アレンジ)より
W.クロール:バンジョーとヴァイオリン
《コメント》
ピアノとはまた違った弦楽器の技巧と表現をヴァイオリンの名曲でお楽しみ下さい!またコンペティションの課題曲もアンサンブルにすると、このように変身します。新たな発見がありますね!皆様も他の楽器とのアンサンブルを聴くだけではなく自ら体験し、音楽の楽しさ感動を存分に味わって下さい。
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春畑セロリ |
胸の中の音楽を音符にしてみよう!-あなたは何をアレンジする---
《曲目》
メリーさんの羊、テキーラ、もみじ ほか
《コメント》
ピアノ以外のすてきな作品をピアノ曲にしたり、大好きなポップスを自分流に弾いたり、童謡をオシャレなコードづけでお化粧したり、郷土の大切な音楽をピアノで伝えたり......。アレンジって、とても楽しい作業です。自分で自由に音楽を色付けして、楽譜にしてみませんか? そんなワクワクする世界の入り口にご案内します。
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杉谷昭子 |
国めぐり-ドイツからスペインまで
《曲目》
ドイツ☆シューマン:トロイメライ
ポーランド☆ショパン:ノクターン「遺作」
イタリア☆カルディッロ(杉谷昭子編曲):「カタリ・カタリ」
スペイン☆デ・ファリャ:『恋は魔術師』より「火祭りの踊り」
《コメント》
異次元の静寂・内面性と熱く燃える情熱を感じてください。
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