尾城杏奈さんが、2020年ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ褒賞コンサートとして、ヤマハグランドサロン大阪・名古屋で、ソロリサイタルに出演しました。
コロナ感染症防止のため、客席を半数に制限にするなど対策を施して開催されました。

特級グランプリとして多くの褒賞公演に出演する尾城さんは、オーケストラとのコンチェルトデビューの1週間後にソロリサイタルツアーというハードなスケジュールをこなしました。

《プログラム》
前半
エルガー　愛の挨拶
スーク　　愛の歌
ドビュッシー　前奏曲集第2集より「ヒースの茂る荒れ地」「花火」
ショパン　幻想曲　Op.49
後半
スクリャービン　ピアノソナタ第9番　「黒ミサ」Op.68
シューマン　謝肉祭「4つの音符による面白い情景」Op.9

初めての2日間連続リサイタルとなりましたが、各地のお客様に温かく迎えられた本番となりました。
主催の大阪・名古屋のスタッフの皆様からは、「人柄がにじみ出るような演奏で、お客様のみならずスタッフも聴き惚れていました」「こういうご時世にも関わらずご来場いただいたお客様に、心のこもった御礼のコメントを伝えていらっしゃいました」などの声が届きました。
ご両親の故郷でもある大阪には、親戚や知り合いの方も多いということで、本人にとっても、久々のお披露目となるよい機会となったようでした。

ピアノ：ヤマハプレミアムピアノCFX（大阪）
　　　　ヤマハプレミアムピアノCF6(名古屋)
調律：片岡昌彦

尾城杏奈さんの感想

大変な状況の中、感染対策を万全に行っていただき、大阪、名古屋２公演を無事に終了でき大変感謝しております。
初めての移動を伴った２日間の同プログラムでの演奏会は、体力的には大変でしたが、沢山の学びもあり、大変充実した機会になりました。 久しぶりにコンサートで生演奏を聴いたと仰るお客様も多く、音楽を共有できたことに喜びを感じる尊い時間になりました。 この経験を生かしてこれからも精進していきたいと思います。
関係者の方々、聴きにいらしてくださった皆さまありがとうございました。