会場:音楽室
参加人数:4年生87名
出演:金子 淳(ピアノ)、横山 二葉(チェロ)
11月15日、草加市立新栄小学校で11回目のピティナ学校クラスコンサートが開催されました。演奏に訪れたのは、今回が初の学校クラスコンサートとなるピアニストの金子淳さん(第34回特級銅賞)と、23回目の出演となる地元埼玉県在住のチェリスト、横山二葉さん。コロナ禍をきっかけにチェロを再開されて楽しまれているという新栄小の校長先生を始め、とても温かく迎えてくださいました。
ピアノの金子淳さんは、「革命のエチュード」や「剣の舞」などの迫力のある演奏と、穏やかなトークで子どもたちを虜にしました。ラフマニノフ作曲の絵画的練習曲「赤ずきんちゃんと狼」では、子どもたちがよく知っているお話を想像しながら演奏を聴くことができ、子どもたちは「あそこが狼の唸り声」「ここは赤ずきんちゃんが逃げている足音!」などとたくさんの発見をしていました。「革命のエチュードは左手が忙しそうな曲でしたが、指の筋肉は大切なのですか?他にも同じような曲はあるのですか?」や「暗譜するのにどれくらい時間かかりますか?」など、真面目な質問から他愛のない質問までたくさん飛び出しました。
チェロの横山二葉さんは、ご自身がチェロを始めた時に使っていた1/4サイズと、今回聴いてくれた子たちと同じ年の頃に弾いていた3/4サイズの、2本の子ども用チェロの実物を見せてくださり、子どもたちは興味津々。大人のチェロで「白鳥」や「愛の挨拶」を魅力的に演奏した他に、子どもたちの大好きなゲーム「マリオ」と「あつまれどうぶつの森」のテーマ曲を子ども用チェロで弾いてくださいました。そこへ金子さんも「マリオ」のコインの音をピアノで出して参戦すると、子どもたちは大喜びでした。
子どもたちの感想文
- 昨日はわくわくしてねむれませんでした。1曲目から目がうるうるしていました。6時間ずっと聞きたかったのですが、あっという間に時間がすぎてしまったので、また機会があったら聞きたいです。
- あんなに速く打っていて、うでがつかれないのかなと思うくらいひいていて、目をキラキラさせるくらいすごかったです。
- 金子さんはピアノすごかったですね。左手ばっかり動かしていていたくないんですか?いたくなかったらすごいです!
- 手を見ていたら、すごい速度で流れるようにひいていたので、すごいと思いました。
- ピアノのがくふを見て、とても音が多くておどろきました。
- 「赤ずきんちゃんとおおかみ」は、こわいおおかみのうなり声と、かわいい赤ずきんちゃんの足音を聞いて、赤ずきんちゃんとおおかみのおいかけっこを想像できました。
- 「革命のエチュード」は、高い音もありつつ、左手で低い音を思いっきりひいて、そこに低い音が入っていて、はげしく戦う様子がよくわかりました。「赤ずきんちゃんと狼」は、狼の鳴き声はとても低い音で、赤ずきんちゃんは高い音、という組み合わせがとてもすてきで、狼は、鳴きながらさがし、赤ずきんちゃんはにげまわる感じが伝わりました。「剣の舞」は、本当に音数が多く、ひくのが大変だなと思いました。と中で聞いたことのあるリズムがあって、こんなに早いんだと思いました。
- ぼくが好きな曲は「つるぎのまい」です。理由は明るくえんそうしている所がにげているような感じがして、ドォーンとなっている所はばくだんを落としているように聞こえて、なんだかテレビに出てくるトムとジェリーみたいでおもしろかったからです。
- チェロは左手でげんをおさえながら、げんを見ないでチェロをひくのがすごいと思いました。
- 横山さんがチェロを6こも持っていると言っていてすごいなと思いました。
- 「白鳥」はすこし前にかんしょうで聞いていたけど、生で聞いたら、はくりょくが全然ちがいました。
- 「白鳥」は、最初はしずかに低い音を使っていたけど、だんだん高い音になっていって明るい感じになっていったので、夜から朝になる感じがしました。そして横山さんが「白鳥が一番むずかしい」と言ったのがおどろきでした。
- 横山さんのどうぶつの森や、マリオがすごくおもしろかったです。はくりょくあり、面白さありの演奏でした。
- 「マリオ」のコインの音がめっちゃにていて、ビックリしました。
- 新栄小の校歌は、チェロが加わったことによって校歌の深みがよく分かりました。
- 私はピアノを習っていて、少しやめたいなと思っていましたが、がんばろうと思いました。音楽はやはりすばらしいなと思いました。
- ラーメン好きだとは思いませんでした(金子さん)。ゲーム好きだとは思いませんでした(横山さん)。音楽を好きになった理由がケーキねらいだと聞いて、おどろきました。
- もう少し聞きたかったけど、いい演奏でした。いつかおん返ししたいなと思っています。