【公開録音】ルイ・ディエメール 没後100年

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2019/08/30
公開録音コンサート
<ルイ・ディエメール 没後100年> Louis Diémer 1843-1919
Louis Diémer
2019.930日(月) /109日(水)
19:00開演(18:30開場)
金澤 攝 Piano:Osamu Kanazawa
東音ホール(東京・巣鴨/アクセス
入場料:後払い方式
Message
近代フランスピアノ界の父、ディエメール。彼ほど世の作曲家たちに絶大な敬意を払われ、多くの作品を献呈されたピアニストも珍しい。しかし、門弟であったコルトーやラザール・レヴィらは師の指導に不満を抱き、その流れを汲む日本のピアノ関係者たちはディエメールを指先だけの古いピアニズムの持主と盲信する傾向にある。「天使の奏でるような」ピアノであったとするエネスコの証言の如く、余程の魅力と技倆が無ければ作曲家がこぞって作品を捧げることはあり得ない。僅かに残されたディエメールの録音を参照しつつ、自作と献呈曲の両面からその魅力を探っていく。
2019.7.22 金澤攝
Program
Ⅰ.創作者としてのピアニズムー自作曲集
2019年9月30日(月)
  • パンセ・ミュージカル Op.11
  • 2つのオリエンタル Op.25
  • 2つの親密な小品 Op.27
  • カプリス 第3番 Op.28
  • オリエンタル 第3番 Op.36
  • グランド・ヴァルス・ド・コンセール Op.37
  • 木蔭の目覚め Op.44
  • アンプロンプチュ・イディール Op.9
  • ユーモレスク Op.59
  • モーツァルト「交響曲 第40番」よりアレグロ
  • モーツァルト「クラリネット五重奏曲」よりラルゲット(ディエメール編)
Ⅱ.表現者としてのピアニズムー献呈曲集
2019年10月9日(水)
  • J.グレゴアール ポロネーズ Op.94
  • A.ルビンシテイン 主題変奏 Op.109-8
  • C.サン=サーンス オーヴェルニュ狂詩曲 Op.73
  • Th.デュボア:「ウェルギリウスの詩」より「ガラテア」
  • L.ボエルマン ロンド・フランセーズ Op.37
  • M.モシュコフスキ 4つのコンサート・エチュードー重音のエコール Op.64より
  • M.ドロンヌ:6つのコンサート・エチュードより 第4番
  • L.オベール:「蛍」Op.11
  • A.カゼッラ あるシャコンヌによる変奏曲 Op.3
Profile
金澤攝 [Pf.]Osamu KANAZAWA /Pf.

作曲家、ピアニスト、音楽史研究家。1954年金沢市生れ。15歳で渡仏、独学で作曲を修める傍ら、パリで多くの知られざる作曲家たちの作品に感銘を受ける。78年帰国。以来研鑽を重ね、現在約一千名ほどの音楽家を対象として調査、演奏を行っている。第7回ラ・ロシェル(メシアン)国際コンクール第2位(1位なし)、第1回現代音楽コンクール審査委員長(故・園田高弘)奨励賞、第3回村松賞大賞、金沢市文化活動賞、石川テレビ賞等を受賞。ピティナ公式Webサイトにて、著作「ピアノ・ブロッサム」「音楽における九星」「演奏とコンクール」を掲載。約140点の自作曲がある。著書に「失われた音楽」「表紙の音楽史・近代フランス編」

◆入場料:後払い方式

コンサート後に、好きな額を当日お配りする封筒にいれて頂きます。そのお金は演奏者ならびにピティナ・ピアノ曲事典への寄付金として大切に使わせて頂きます。規定の計算方法により過半(60%~場合によって全額)を演奏家にお渡しし、残りは本企画の調律費等に充てます。


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