10:30開演(10:00開場)
発表会やピティナのステップでもよく弾かれている作曲家ギロックの作品。ハッとするような美しいメロディやおしゃれなジャズ風の小品をお聴きになる機会が多いかもしれません。しかしそのギロックが、様々な時代のエッセンスを周到に自作に織り込んでいることはご存知でしょうか?演奏とレクチャーを交えて、ギロックを「深堀り」してみたいと思います。
- J.S.バッハ=ブゾーニ:10のコラール前奏曲より『目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声』BWV645、『今ぞ喜べ、主キリストのともがらよ』BWV734
- ギロック:コラールプレリュード
- バッハ:インヴェンション第6番 ホ長調
- ギロック:ハープシコードソナタ、サラバンド、教会の鐘
- クーラウ:ソナチネOp.55 No.1 1楽章 ハ長調
- ギロック:古典形式によるソナチネ、ソナチネ
- ショパン:エチュード作品25-6 嬰ト短調
- ギロック:エチュード ホ短調、ワルツ・エチュードト長調
- ギリアド・ミショリ:「おばあちゃんとわたし」より『ニューヨークのおじいちゃんとおばあちゃん (彼らの若かりし頃) 』
広島生まれ。4歳よりピアノを始める。東京藝術大学卒業。東京藝術大学大学院籍中に2005年飯塚新人音楽コンクールピアノ部門大賞、2006年ピティナ・ピアノコンペティション特級部門にて銀賞受賞。2009年にドイツ・フライブルク音楽大学に留学。2013年ソリスト・ディプロマコースを首席で修了すると共にドイツ国家演奏家資格を取得。在学時にレプティンピアノコンクール(ドイツ)第1位受賞してからは、ドイツなどで演奏活動を開始。リヨン国際ピアノコンクール(フランス)ファイナリスト。これまでに広島交響楽団、東京ニューシティ管弦楽団、スロヴァキアレディス室内楽団、フライブルク音楽大学管弦楽団と共演。また、フライブルク音楽大学管弦楽団と共演したベートーヴェンピアノ協奏曲第5番では、『卓越し精錬された音のバランスとともに勇敢で英雄的なOndaのベートーヴェン、華やかなドイツソリストデビュー ―Badische Zeitung』と地元紙で高く評価された。2018年東京文化会館小ホールでのソロリサイタル(日演連主催)を行い、好評を博した。これまでにピアノソロを関孝弘、青柳晋、ガブリエル・タッキーノ、ギリアド・ミショリ、室内楽を角野裕、渡辺健二、シルヴィア・アルテンブルガー、ログリット・イシャイの各氏に師事。東京藝術大学音楽学部ピアノ科非常勤講師を経て、ソロ演奏を中心に室内楽にも精力的に取り組んでいる。日本演奏連盟会員。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員。
コンサート後に、好きな額を当日お配りする封筒にいれて頂きます。そのお金は演奏者ならびにピティナ・ピアノ曲事典への寄付金として大切に使わせて頂きます。規定の計算方法により過半(60%~場合によって全額)を演奏家にお渡しし、残りは本企画の調律費等に充てます。