【公開録音】未開の音楽史シリーズ「闇の世代の巨匠たち」 1820年代世代を探る

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2019/05/17
公開録音コンサート
「闇の世代の巨匠たち」1820年代世代を探る Vol.1 M.ベルグソン/W.クリューガー/ケーラー
M.Bergson
2019.71日(月)
19:00開演(18:30開場)
金澤 攝 Piano:Osamu Kanazawa
東音ホール(東京・巣鴨/アクセス
入場料:後払い方式
Message
ピアノ音楽史を見る上で、最大の闇は1820年代世代である。ショパン、リストに次ぐ世代、シューマンとブラームスの間。この世代で、ピアノ作品が広く知られているのはセザール・フランクのみである。フランクの内省的な熟成感は彼だけの個性ではなく、この世代が持つ性格の現われともいえる。まずは1820年生まれの二人を取り上げたい。ベルグソンはワルシャワ、クリューガーはシュトウットガルト出身ながら両者は共にパリで活躍、ショパンやリストの知己を得る。ベルグソンの息子、アンリは大哲学者としてその名を知られることになる。そうした彼らがショパンやリストに捧げた作品とは---。
2019.5.14 金澤攝
Program
ミシェル・ベルグソンM.Bergson
  • 4つのマズルカ Op.1
  • ライン河 Op.21
  • 酒飲みたちの情景 Op.35
  • シチリエンヌ Op.50
ヴィルヘルム・クリューガー
  • アンジェラスの鐘 Op.9
  • ビルゼの「嵐のギャロップ」によるコンサート・カプリス
  • 3つのワルツ Op.31
  • ヴェルディの「エルナニ」終幕より おお偉大なカルロよ!
ケーラー
  • ソナタ ヘ長調 Op.40
  • 戦慄のポルカ Op.56
  • 農村の光景 Op.81
  • 劇的変奏曲 スケルツォ付き 性格的コンサートピース
Profile
金澤攝 [Pf.]Osamu KANAZAWA /Pf.

作曲家、ピアニスト、音楽史研究家。15歳で渡仏、独学で作曲を修める傍ら、パリで多くの知られざる作曲家たちの作品に感銘を受ける。78年帰国。以来研鑽を重ね、現在約一千名の音楽家を対象として調査、演奏を行っている。第7回ラ・ロシェル(メシアン)国際コンクール第2位(1位なし)、第1回現代音楽コンクール審査委員長(故・園田高弘)奨励賞、第3回村松賞大賞、金沢市文化活動賞、石川テレビ賞等を受賞。ピティナ公式Webサイトにて、著作「ピアノ・ブロッサム」「音楽における九星」「演奏とコンクール」を掲載。約140点の自作曲がある。著書に「失われた音楽」「表紙の音楽史・近代フランス編」

◆入場料:後払い方式

コンサート後に、好きな額を当日お配りする封筒にいれて頂きます。そのお金は演奏者ならびにピティナ・ピアノ曲事典への寄付金として大切に使わせて頂きます。規定の計算方法により過半(60%~場合によって全額)を演奏家にお渡しし、残りは本企画の調律費等に充てます。


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