- ドビュッシー:「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」、「海」
- ラヴェル:「スペイン狂詩曲」
- ラヴェル:「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「マ・メール・ロワ」
札幌市出身。東京藝術大学附属音楽高校を経て、東京藝術大学、並びにパリ国立高等音楽院を審査員満場一致の1等賞で卒業。1998年フランスで行われた第3回オルレアン20世紀音楽国際ピアノコンクールにて第1位受賞。在仏中、各地での演奏の他、国営放送ラジオ・フランスの音楽番組にソロ、伴奏にて出演するなど活発に演奏活動を行う。パリに於いてデヴィッド・ロバートソン、ジョージ・ベンジャミン、アンサンブル・アンテールコンタンポランのメンバーによるアカデミーに参加。日本国内では札幌交響楽団(1995年)、東京交響楽団(1999年)、広島交響楽団(2017年)とソリストとして共演。現在東京を拠点に各地でピアノソロ、室内楽の分野において活動中。数多くの日本初演に携わる。2009年ブーレーズ・イン京都出演。東京シンフォニエッタ、 Ensemble sans-limiteの各メンバー。ソロCDを含む録音多数リリース。第49回、51回レコードアカデミー賞(現代音楽部門)受賞。東京音楽大学、日本大学芸術学部講師として後進の指導にもあたっている。
東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1995年、パリ・エコールノルマルに留学。NHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など主要オーケストラとの共演、ソロ・リサイタル、多数の国内外の作品初演、主要音楽祭、NHK等のメディア出演のほか、マクサンス・ラリュー(フルート)、ジャン=イヴ・フルモー(サクソフォン)、パーヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)など国内外の管楽器、弦楽器奏者と共演、その活動は多岐にわたっている。CDは「エボカシオン」「ラヴェル&ドビュッシー」(ライブノーツ)、「メシアン:アーメンの幻影(2台ピアノ)」、「リスト&レーガーを弾く」(コジマ録音)のソロ、またミシェル・ベッケ(トロンボーン)、ワルター・アウアー(フルート)、加納悦子(メゾソプラノ)らとの共演およびCD多数。 透明で芯のある美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、熱くみずみずしい音楽を聴かせることのできる数少ない演奏家である。東京藝術大学非常勤講師。(2014年12月現在)