- A.ソレール/2つのソナタ
- J.トゥリーナ/ スペインの女たち第2集
- J.S.バッハ/コラール、半音階的幻想曲とフーガ
- F.モンポウ/歌と踊りより第1番、第6番
- A.ベセス/リズムI、リズムII
- E.グラナドス/ラ・アルデア(村にて)(連弾)
- A.ベセス/2つの20本の指のためのディベルティメント(連弾)
- A.ベセス/Sons i Harmonics(連弾)<世界初演>
スペインを中心に世界中で活躍するコンサートピアニストであり、作曲家、指揮者、指導者としても活躍する彼のアーティストとしての輝かしい才能は若い時代より特筆すべきものであった。バルセロナ高等音楽院でピアノ、作曲、室内楽を学び、後にパリでは奨学金を受けてピエール・サンカンやオリビエ・メシアンに学ぶ。また、アリシア・デ・ラローチャやアルベルト・ヒナステラ、そしてカタルーニャを代表する作曲家であるフェデリコ・モンポウからも直接学びを得た。バロックから現代ものまで幅広いレパートリーを持つ彼は、これまでヨーロッパをはじめとして世界中の重要なホールで演奏を行ってきた。作曲家としても、これまでの作品はすでに200を超え世界中で親しまれている。「アントニ・ベセスは確かな教育を受けた完成されたピアニストである。ピアニストとしての才能だけでなく(私自身の楽曲の演奏に関しても信頼の置けるピアニストである)、作曲、また指揮者としての才能も突出したものがある。」(フェデリコ・モンポウ)
バッハ解釈者としても知られる彼は、これまでに40回を超えてゴルドベルグ変奏曲の演奏を行ってきた。また、このゴルドベルグ変奏曲に加え、平均律クラヴィーア曲集全曲のCD録音を行っており、モラレーダ出版よりCDが発売されている。その他にもブランカフォート、ファリャ、モンポウをそれぞれ全曲録音、またブラームス、フランク、グラナドス、シューベルト、トゥリーナ、ヴィラロボスなどの楽曲をCDに収めている。
元バルセロナ高等音楽院教授、元カタルーニャ高等音楽院(ESMUC)教授。その他マドリッドの高等音楽院やワルシャワ・ショパンアカデミー、ケベック大学音楽学部、クフモ国際音楽祭などでマスタークラスを行っており、また数々の国際コンクールにて審査員を務める。スペインで開催されるConcurs de Antoni Bessesと彼の名前を冠したコンクールは今年で第4回目を迎えている。
<オフィシャルサイト>http://www.antonibesses.cat/
早稲田大学卒業、東京芸術大学大学院修士課程修了を経て、スぺイン・ バルセロナに渡西し、カタルーニャ高等音楽院(ESMUC)、カステジョン高等音楽院の両修士課程にて学ぶ。スぺインで研鑽を積んだ数少ない日本人ピアニストの1人である。San Giovanni Teattino国際ピアノコンクール第1位(2014)、マルタ国際ピアノコンクール(2015) 第2位等を初めとして数多くの賞を受賞し、これまでにスぺインを初めとしてフランス、ドイツ、 トルコなど世界10カ国以上で演奏。 2016年には在日本スペイン大使館にてコンサートが開催され、満員の聴衆に迎えられ「El concierto fue todo un éxito.(コンサートは大成功)」(スペイン大使館)を収めた。 ソロ活動のみならず、ピアノデュオpiaNAとしてピアニスト佐久間あすかと活動しており、2012年、世界中で人気を博している現代ロシアの作曲家ニコライ・カプースチンより、2曲のピアノデュオ曲「Three for two op.145」「Capriccio op.146」が献呈されている。2017年1月にはバルセロナ市立ウインドオーケストラとカプースチンの「ピアノ協奏曲第6番」のヨーロッパ初演をスペインにて果たし、現地で熱狂を巻き起こした。
<オフィシャル・サイト>http://www2.furano.jp/natsuki/