今週開催の後援コンサート
≪ソロ≫ 菅野雅紀(正会員)は、2011年よりリサイタルシリーズを開催。2015年は『ブラームス・ピアノ・ソロ全曲演奏会』全4回を完遂。2016年より、全15回にわたる『シューマン・メンデルスゾーンピアノソロ全曲演奏会』を継続中。今回の演奏曲は、シューマンより「クライスレリアーナ」「花の曲」「夜想曲」、シューマン=リスト「献呈」、その中に、メンデルスゾーンの3つの前奏曲、ヘンセル「夜想曲」が組まれている。
≪ソロ≫
小倉貴久子(正会員)が取り組むシリーズ。《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》と題して、モーツァルトと関わりのある作曲家をひとりずつゲストとして迎える趣旨で人気を博す。第29回目となる今回のゲストはB.クリストフォーリ。
「タッチによって強弱の変化や多彩な表現が可能となったクリストーフォリの発明は、現代のピアノへと継承される。18世紀後半チェンバロは衰退し、人々はフォルテピアノに熱狂。幼少期のモーツァルトはチェンバロを演奏していましたが、フォルテピアノが市民権を得るのと時を同じくしてフォルテピアノのために作曲するようになります・・・(略)
」
クリストーフォリのピアノと関わりのあった作曲家の作品。そしてモーツァルトのイタリア旅行、ヘンデルから受けたバロック体験などから生まれた作品を、クリストーフォリで辿る企画。
≪デュオ≫ 福岡に由縁のある二人のピアニストがお贈りする二台ピアノの夕べ。ピティナ入賞者でもある石井楓子(演奏会員)と久保山菜摘(学生会員)が、「魔法使いの弟子」と題して、デュカスの同名作品他、ピアノという楽器について多様なアンサンブルを含むピアノの世界をお届けする。
≪デュオ≫ 相原美月・鈴木杏奈(学生会員)による初共演のデュオ。七夕の夜に相応しい爽やかな演奏をこうご期待。デュオで「魔法使いの弟子」を、2台ピアノでサン=サーンス「死の舞踏」、ガーシュウィン「ラプソディー・イン・ブルー」を、それぞれのソロの演奏もあり多彩に演出。東京・松山・名古屋の3都市で開催する。