ラ・フォル・ジュルネ音楽祭に先立ち、丸ビル・新丸ビルでは、花で祝うスペシャルイベントなどを先行して開催。ピティナからはトップバッターとして、宮谷理香（p）、黒田亜樹（p）が出演し、オープニング週間を盛り上げた。

ＧＷ初日、丸ビルマルキューブに2台のピアノ（Shigeru Kawai-EX／Steinway DSymtem）が登場。グランプリら精鋭の若手陣が、ベテランの菊地裕介（p）赤松林太郎（p）のサポートを得て、４つのピアノ協奏曲を華やかに共演した。

この日から3日間、大手町・丸の内・有楽町エリアでは各地でミニコンサートが同時開催。エリアを散策しながら音楽を聴く音楽祭本体の雰囲気をたくさんの人々が楽しんだ。「オーディション」を通過の加納裕生野（p）他、内藤晃（p）のフルートとカホンのセッション、黒木雪音（p）の木管五重奏共演など興味深いプログラム。

オーディション枠からは、ベテランの中川京子（p）他、中1の森本隼太（p）等が出演。佐久間あすか（p）、上野優子（p）等が、活躍中のヴァイオリン奏者と共演ほか、3年連続出演の小原孝（p）、そして赤松林太郎（p）がオーボエ奏者と共演。

ラ・フォル・ジュルネ丸の内コンサート最終日。多喜靖美（p）谷口賢記（vc）等の室内楽ほか、個性的な"ピアノデュオ"がずらり出演。伊賀あゆみ＆山口雅敏は"見せて聴かせる"デュオ、菅原望＆喜多宏丞は"ハイドンのユーモア"と題したマジシャンの飛び入りに会場騒然、最終コンサートの丸ビルマルキューブには、この2組の他、樋口あゆ子＆伊集院紀子デュオ、そして木内かなえ＆大嶋ゆかりのデュエットゥが登場し、それぞれ異なるキャラクターのピアノデュオで魅了した。