「2台のピアノで聴くラフマニノフ」と題した「ザ・コンチェルト」シリーズ第2弾。Vol.8に實川風さんが登場しました。
今回のプログラムは、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番。
プレセミナーでは、菊地裕介さんがソロとオケの両パートを演奏しながら楽譜に秘められた様々な要素を解き明かし、ラフマニノフの考え抜かれた作曲技術を紹介。
コンサートの後半では、ソロパートも経験豊かな関本昌平さんがサポート。そして、實川風さんは、今回がこの大曲に挑む初舞台。前半のソロに続き、コンチェルト・ソリストとしての演奏となりました。体力気力を振り絞った熱演に、会場からは大きな拍手が延々と続きました。
ほっとした笑顔で、アンコールトークに登場。實川さんが「オーケストラよりもオーケストラのような音で支えて下さった」と絶賛すれば、「この第3番のソロパートは、本当に難しいんですよ!」と、関本さんが實川さんの挑戦と好演に最大の賛辞を贈りました。
- 開催日程:2016年8月30日(水)
- 開催場所:ザ・シンフォニーホール
- 来場者数:824名
- 使用ピアノ:ヤマハCFX(第1ピアノ/調律:谷孝之氏)、スタインウェイ(第2ピアノ/調律:北村正治)
- <ソロ>
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ショパン: アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
ショパン: バラード第4番 へ短調 作品52
ショパン: ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」作品53 - <2台ピアノコンチェルト>
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30(共演:関本昌平)
≪プレセミナー≫
来場者数:100名 出演:菊地裕介
- 菊地裕介先生プレセミナー
- プレセミナー風景
- アンコールトーク風景
- 終演後、舞台袖にて
- ヤマハ&スタインウェイの調律師達
- 菊地、関本、實川、梅村が勢ぞろい
- 毎回来場の先生方
来年も続く、シンフォニー・ブランチコンサート!Vol.9には、シリーズ初の女性ピアニストが登場。今年のシューマン国際ピアノコンクール(ドイツ)で最高位に輝いた、梅村知世さん(特級グランプリ/ベルリン在住)が登場します。
プログラムはオール・シューマン・プログラム。
後半は、菊地裕介さんのピアノとの共演で、シューマン:ピアノ協奏曲イ短調を共演。「ザ・コンチェルト」シリーズ第3弾となります!こうご期待。