- 「さまよえるオランダ人」の紡ぎ歌 S.440 R.273
- 「さまよえるオランダ人」のバラード S.441 R.274
- 「ローエングリン」と「タンホイザー」からの2つの小品 S.445 R.278 より
- 「ローエングリン」より2つの小品 S.446 R.279
- イゾルデの愛の死 S.447 R.280
1980年東京生まれ。5歳よりピアノを始め、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て東京藝術大学音楽学部を卒業し、卒業時に同声会賞を受賞。2010年ベルリン"ハンス・アイスラー"音楽大学大学院コンツェルトイグザーメン課程の卒業試験において最高点で卒業し、国家演奏家資格を取得。その後1年間ブダペストのリスト音楽院にて学ぶ。
在学時よりかずさアカデミアピアノコンクール、日本音楽コンクール、浜松国際ピアノアカデミーコンクールなどの国内のコンクールをはじめ、カラブリア国際ピアノコンクール、ポルト国際ピアノコンクール、アルトゥール・シュナーベルピアノコンクール、フランツ・リスト国際ピアノコンクールなどの数々の国際コンクールにて入賞、受賞を重ねる。
2005年度より明治安田文化財団奨学生に2年間、2007年度文化庁海外研修生、また2008年度よりローム音楽財団研修生となる。
これまでに藝大フィルハーモニア、ニューフィルハーモニー千葉、東京シティフィルハーモニック交響楽団、ジョイフルオーケストラ高知、ブランデンブルグ交響楽団、ベルリンコンツェルトハウスオーケストラ等と共演。特にブランデンブルク交響楽団と共演したシューマンのピアノ協奏曲はドイツ国内の音楽雑誌、新聞等で高い評価を得た。
また2010年、2012年、2015年に東京文化会館小ホールにて開催したリサイタルでは国内の音楽誌上にて高い評価を受ける。2009年より定期的にブダペストのリスト博物館のリサイタルシリーズに出演し、2013年春にはリストソサイエティーに招かれ、同博物館にて開催されたワーグナー=リスト音楽週間のオープニングセレモニーに出演。
室内楽では、鈴木良昭(クラリネット)、リンツ・ブルックナーハウスのアンナ・マリア・パーマー(ソプラノ)、江口心一(チェロ)各氏等と共演を重ねている。
これまでに大畠ひとみ、出羽真理、神谷郁代、堀江孝子、田辺緑、播本枝未子、H.シグフリッドソン、G.クプファーナーゲル、G.ナードルの各氏に師事。また、V.ミシュク、V.マカロフ、A.ヴァルディ、中村紘子、D.バシュキーロフ、P.ギリロフ、B.L.ゲルバー各氏のマスタークラスを受講。
現在ソロピアニストや室内楽奏者として活動する傍ら、東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校にて非常勤講師をつとめている。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員。