東京生まれ。5歳よりピアノを始め、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。
藤田牧子、梅村祐子、林秀光、廻由美子各氏に師事。在学中1年間パリに留学し、ピアノをT.パラスキヴェスコ氏に師事。大学卒業後、ベルギー、フランダース政府給費留学生としてアントワープ王立音楽院修士課程フォルテピアノ科に入学。平成13年度文化庁による芸術家在外研修員として派遣される。フォルテピアノをジョス・ファン・インマゼール氏に師事、2002年に最優秀で卒業。室内楽では、卒業時に「フィナリテイト」を受賞。2004年、アントワープ王立音楽院専攻課程ソリストチェンバロ科修了。
2000年よりベルギー(アントワープ、フレースハウス楽器博物館、ブリュッセル王立楽器博物館)を始めヨーロッパでリサイタルを行い、2005年日本デビューリサイタル「ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲」では、新世代のフォルテピアノ奏者として注目を集め、音楽誌上で好評を博した。
卒業後、アントワープ王立音楽院フォルテピアノ科、アントワープ市立音楽学校ピアノ科講師を勤める。
2007年末に帰国後、第2回テッセラ春の音楽祭でのピアノ・リサイタル、世田谷美術館プロムナードコンサートでのフォルテピアノ・リサイタルを始め、精力的な演奏活動を展開。
2008年秋よりヤマハ主催「名曲とお話でつづるサロンコンサート」にて、北海道から九州まで全国各地で公演を行っている。他にも、コンクールの審査、アナリーゼ講座などにも招かれている。
鋭く柔軟な感性と多彩なテクニックを持つ演奏者として、モダンピアノ、フォルテピアノ、チェンバロの演奏活動を並行して続け、フォルテピアノの魅力を伝えるためのコンサートシリーズ「時代を聴く」、ワークショップなどを開催。2013年に開催されたブリヂストン美術館主催「カイユボット展」では、所有のエラールを展示し演奏を行う。同年にリリースした1877年製エラールを使用してのCD「Hommage~オマージュ」は、「レコード芸術誌」にて準推薦盤に選出された。
コンサート後に、好きな額を当日お配りする封筒にいれて頂きます。そのお金は演奏者ならびにピティナ・ピアノ曲事典への寄付金として大切に使わせて頂きます。規定の計算方法により過半(60%~場合によって全額)を演奏家にお渡しし、残りは本企画の調律費等に充てます。