~没後50年に
- コルンゴルト:ピアノ・ソナタ第1番 第1楽章
- コルンゴルト:歌劇『死の都』より『ピエロの歌』(編曲・渡辺泉)
- ショパン:夜想曲第21番 ハ短調
- ショパン:夜想曲第13番 ハ短調
- リスト:『パガニーニの主題による超絶技巧練習曲』より第4番『アルペジオ』
- ブゾーニ:『青年に』より「ジーク・ボレロ・変奏曲」
- ブゾーニ:『青年に』より「序奏とカプリッツィオ」
- ショパン:夜想曲第20番
4歳よりピアノを始める。桐朋学園子どものための音楽教室にて吉田京子氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒。共に卒業演奏会出演。須田真美子氏、江戸弘子氏に師事。1988年以降ニキタ・マガロフ氏、コンラート・ハンゼン氏に師事、95年以降クロード・エルフェ氏に師事。全日本学生音楽コンクール中学生の部・東日本大会入賞。ヴィオッティ国際コンクール、ヴィオッティ・ヴァルセシア国際コンクールでファィナリスト・ディプロマ。クララ・ハスキル・コンクールでセミ・ファイナリスト、セニガリア国際ピアノコンクールで最優秀ブゾーニ演奏メダルとディプロマ。ウィーン、プラハ、ブタペスト、芦屋、前橋など各地で演奏。東京、水戸、筑波でリサイタル多数。2015年 ホテルオークラ東京・オーキッドルームにて「渡辺泉20周年コンサート」開催。1886年製グロトリアン、1929年製ベヒシュタインなど歴史的ピアノを用いた演奏会を行う。明治学院公開講座で戦没作曲家尾崎宗吉の作品を初演、迫害されたユダヤ系作曲家の作品を演奏。戦前日本のピアニストを研究。雑誌『ムジカノーヴァ』に伝統的ピアノ奏法に関する考察「心に響く演奏のために」を一年間連載。
早稲田大学教育学部卒業。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程修了。文学修士。 日本のユダヤ人政策、昭和前半期の日本で活躍した日本人ピアニストと外国人ピアニストの伝記を研究。論文多数。著書に『日本を愛したユダヤ人ピアニストレオ・シロタ』(毎日新聞社2004年)、『レオニード・クロイツアー:その生涯と芸術』 (音楽之友社2006年)、訳書に『ちいさなヴァイオリン:ギドン・クレーメル自伝』(共訳、リブロポート1995年)。