テオバルト・ベーム
1978年生まれ。2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。5歳の時に小曽根実氏や故・芥川也寸志氏の進行でテレビ出演。1990年に第44回全日本学生音楽コンクールで優勝。神戸大学を卒業後、パリ・エコールノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)。2000年に第3回クララ・シューマン国際ピアノコンクールで日本人初の上位入賞を果たし、世界的音楽学者Dr.ヨアヒム・カイザー、マルタ・アルゲリッチやネルソン・フレイレに賞賛される。その後もヨーロッパの国際コンクールで優勝や上位入賞を続ける。
国内各地の主要ホールはもとより、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ハンガリー、台湾、コロンビアなどを公演で回る。年間60回以上の公演を行い、東京交響楽団やロイヤルメトロポリタンオーケストラなどと共演。NHK交響楽団や東京フィルハーモニー管弦楽団などのメンバーと室内楽も行い、多くの音源(YouTube)に残している。2014年よりキング・インターナショナルから続々とCDリリース。
300名以上の指導に携わり、国内外の主要なコンクールで多くの受賞者を輩出している。審査員やマスタークラスの講師はもちろん、エッセイストとして新聞や雑誌にも連載を持っている。「美しいキモノ」ではモデルも務める。全日本ピアノ指導者協会正会員、演奏研究委員。ピティナ指導者賞(特級グランプリなど多数輩出)。2014年よりハンガリー国立リスト音楽大学にてマスタークラス講師。2015年春にドナウ宮殿にてドナウ交響楽団と共演予定。
栃木県宇都宮市出身。国立音楽大学卒業。在学中にウィーンインターナショナルミュージックセミナーの受賞者コンサートに出演。故ヴェルナー・トリップ氏に勧められ卒業後オーストリア、ウィーンに渡る。ウィーンコンセルヴァトリウム私立音楽大学フルート研究科修了、同大学マスターフルート科修了と同時にマスター号取得。論文「武満徹VOICE―二つの響き一つにー」で優秀賞を得る。A.ウーリック(ウィーン交響楽団)に師事、K=Hシュッツ(ウィーンフィルハーモニー管弦楽団)に現代曲の指導を受ける。同大学在学中にジャズ界の大御所、故ジョー・ザビヌル氏率いる特別編成オーケストラの主席フルート奏者に選ばれる。また日本オーストリア交流年2009音楽祭出演。毎年ウィーンでコンサートを開催。2013年9月に赤松林太郎氏と2公演行ったコンサートでは地元の作曲家シルビア・ゾンマーの曲を多数取り上げ、オーストリア、ニーダーエーステライヒ州の新聞に「ゾンマーのための大いなる成功を日本人演奏家が成し遂げた」と称賛された。またクラシック音楽を世間一般に広めるべく従来のクラシックコンサートの形態に捕らわれない様々な趣向のコンサート、イベント等をプロデュースしている。現在MCFオーケストラとちぎメンバー。