- スーク: ピアノ三重奏のためのエレジー Op.23
- スメタナ: ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
あかまつ りんたろう◎1978年生まれ。2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。5歳の時に小曽根実氏や故・芥川也寸志氏の進行で、サンテレビの特集番組が組まれる。神戸在住の幼少時より多くのコンサートに出演し、小学4年生の時には自作カデンツァでモーツァルトの協奏曲をオーケストラと共演する。
1990年に第44回全日本学生音楽コンクールで全国第1位・野村賞をおさめた後、国内の数多くのコンクールで次々と優勝する。1993年には仙台市教育委員会より平成5年度の教育功績者に表彰される。
1996年の第1回浜松国際ピアノアカデミーに参加、最終日のアカデミーコンクールにてファイナリストに選抜される。2001年神戸大学卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノと室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得卒業。これまでにピアノを熊谷玲子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、故フランス・クリダ、ジャン・ミコー、ジョルジュ・ナードル、ゾルターン・コチシュ、室内楽をニーナ・パタルチェツ、クリスチャン・イヴァルディ、音楽学(西洋音楽史)を岡田暁生の各氏に師事する。
2000年に第3回クララ・シューマン国際ピアノコンクールで日本人初の上位入賞、その際にドイツ国営第2テレビ(ZDF)のドキュメントが放映されて、注目されるピアニストとなる。その後もフランス、イタリア、スペインなど十指を超える国際コンクールで優勝や上位入賞を続ける。
デュッセルドルフ、パリ、ブダペストのヨーロッパ在住中、数々の音楽祭やリサイタルに出演。アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ハンガリー、台湾、コロンビアなどを公演で廻る。NHK交響楽団、東京フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢、東京二期会などのメンバーとの室内楽なども展開、協奏曲の幅広いレパートリーにも支持がある。
現在は年間60回以上の国内外での演奏活動を続けながら、全国各地で審査員、公開講座、指導なども務める。神戸新聞夕刊一面「随想」連載、別冊太陽(平凡社)やタウン誌などの執筆多数。日本音楽表現学会、日本フォーレ協会、関西ハンガリー交流協会の各会員。全日本ピアノ指導者協会正会員。
2010年PTNA新人指導者賞、2012年PTNA指導者賞(特級グランプリなど輩出)。
ひらやましんいちろう◎9歳で渡米、オレゴン州の小中学校を経てミシガン州のインターローケン・アーツ・アカデミー(ヴァイオリン専攻)卒業。ニューヨークのマネス音楽大学でサリー・トーマス女史に師事。1998年秋に一時帰国し、小林健次氏(桐朋学園大学教授)に師事。2001年ミュージック・マスターズ・コースinかずさ(MMCK)より招待を受け参加。2004年および2005年、スイスのルツェルン音楽祭アカデミー(音楽監督P.ブーレーズ)のオーディションに合格し出演。レパートリーは古典から現代音楽に至るまで幅広く取り組んでいる。2010年にピアニスト赤松林太郎氏とデュオを結成。大阪でリサイタルを開催し、好評を博す。現在、東京フィルハーモニー交響楽団第一ヴァイオリン奏者。
中島杏子(チェロ)
なかじま きょうこ◎東京藝術大学卒業。チェロを川崎昌子、河野文昭、北本秀樹、ラウレンティウ・スバルツィアの各氏に師事。第4回KOBE国際学生コンクールで奨励賞、第10回札幌ジュニアチェロコンクールで優秀賞および山藤賞受賞。'03別府アルゲリッチ音楽祭、同年および翌年のPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)に出演。'08よりドイツに渡り、'10ケルン音楽大学アーヘン校修士課程修了。ソロ・室内楽の他、ジャンルの違うアーティストとのコラボレーションなども行っており、
自主映画制作団体『映蔵庫』との音楽と映像表現によるコンサート企画や、釧路芸術館主催『共振芸術空間2011 佐々木秀明展+アート5』において5日間連続バッハ無伴奏チェロ組曲演奏など、音楽の可能性を追求する演奏活動を行っている。
http://www.nakajimakyoko.com