ショパンとシューマンの誕生が1810年、リストが1811年。明らかに彼らはピアノ音楽の新たな開拓者である。しかし1810年代に生まれた優れたピアニスト=コンポーザーは、私が調べた限りでも50名を下らない。当時はまだ録音技術がなかったことや、ピアニストは同時に作曲家でもあり、基本的に自作を演奏していた為に、その時代の音楽の殆どは、次の世代に伝えられることがなかったのである。それらがいかに豊かな個性と高いクオリティを持っていたかは、いずれ時代が証明するであろう。
ここではショパンの身近にいたピアニスト=コンポーザーの作品をテーマとして、それぞれが古典のエッセンスを継承しながら、新たな表現を開花させていくプロセスを眺めてみたい。
※終了しました
入場料 1,000円(当日お支払いください)
会場:アトリヱ松田(京都)
会場:アトリヱ松田(京都)
第2回 11月28日(水)19:00開演(18:30開場)
演奏:金澤 攝 Osamu N. KANAZAWA
作曲家、ピアニスト、研究家。1959年、石川県金沢生まれ。70年から74年までピアノを宮沢明子氏に師事。15歳で渡仏、パリに学ぶ。作曲を独学で学び、ピアノのレッスンに並行して広範囲にわたる作曲家の研究に取り組む。78年、知られざる名作を日本に紹介すべく帰国、研鑽を重ね、現在500人以上の音楽家を対象として研究、演奏を行っている。第7回ラ・ロシェル国際コンクール第2位(1位なし)、第1回現代音楽コンクール審査委員長(故・園田高弘氏)奨励賞、第3回村松賞大賞、金沢市文化活動賞、石川テレビ賞ほかを受賞。エピックソニーよりアルカン選集全8巻、自作アルバム等を発表。
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