6月8日(日)、東京・目白にある雑司が谷音楽堂にて、目白カンタービレステーション主催による「現代ピアノで探るバロック音楽の世界」コンサートが開催された。
このコンサートは、目白エリアでこの期間開かれている『目白バ・ロック音楽祭』への参加企画。この日、目白バロックステップにアドバイザーとして参加された林苑子先生・三浦実先生・久元祐子先生が、それぞれテーマを設けたバロック音楽のコンサートを披露してくださった。
目白カンタービレステーション代表の林苑子先生は、バロック音楽の中でも「フランス」のバロック音楽でコンサート。「タンブーラン」という、現在のタンバリンとは違う楽器のお話や、クープラン「恋のうぐいす」に出てくるナイチンゲール、ダカンの「かっこう」など、音楽を聴きながら物語を想像してみる。
三浦実先生は、クラヴィコードやチェンバロなどの楽器の写真や音源を使いながら、当時の楽器と音の特徴をお話。そしてイタリアのナポリで生まれ、ポルトガル、スペインと明るい音楽が特徴の地域で活動したスカルラッティのソナタを奏でた。
久元祐子先生は、J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集より、美しいフーガを取り上げた。一度演奏した後に、テーマが3声の中にどのような形で現れてくるか、またそれぞれの声部がどのような歌い方をしているかを、丁寧に分割して説明された。
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