脳科学者・瀧靖之先生が答える 
    ピアノって本当に脳にいいの?
    ピアノを習わせている・習わせたいと考えている保護者のための特別講演会

子どもにさせたい習い事として今も昔も上位に入っているピアノ。
「脳の発達にいいらしい」
「学力や運動能力も上がる」と聞くことは多いけれど、それって本当!?
約16万人の脳画像を診断・解析している脳のエキスパートである
瀧 靖之先生に、最新脳科学から見たピアノ学習についてお話しいただきます。

2020.3.2(月) 10:30~11:45(開場10:15)
浜離宮朝日ホール 小ホールアクセス
講師:瀧 靖之先生(東北大学加齢医学研究所教授/医師・医学博士)
◆ 入場料
ピティナ会員:1,000円 参加者保護者:1,500円 一般:2,000円
  • 参加者保護者=2019年度コンペ、ステップ、提携コンクールの参加者の保護者
  • 子ども同伴可(無料)
  • 課題曲説明会(音楽ホール)と同時開催です
お申し込みはこちら
音楽教育で英会話の素地ができるWEB連載「ピアノって本当に脳にいいの?」より
音を処理して行動に移す点が似ているのは?
イラスト

その点で似ているのが、英会話です。第2回で、音を聴いて理解するのに使われる領域が、聴覚野と2つの言語野である、という話をしましたが、実は、「言語の音」を処理する所と「音楽の音」を処理する所は非常に近く、むしろオーバーラップしています。
音楽をやっていると、英語の子音やリズムの聞き分けが上手になると言われているのも、そのためです。また、特に幼少期は、言葉を内容ではなく「響き」として聞き、「音」として覚えるという点も指摘されています。音楽教育を通して特に細かい音の分解能が上がる可能性があることから、母国語の能力だけではなく、子音の微妙な聞き分けが必要な英語のような外国語の習得にも効果があるとみられています。 外国語習得に適した時期は、言語の領域が発達のピークを迎える8歳から10歳ごろと言われるのですが、その前にピアノなどの音楽教育で聴覚野や言語野を十分に刺激しておくことで、脳に言語を受け入れる準備をさせることができます。そうした面からも、音楽教育は、言語教育の素地を作るのに効果的であると言うことができます。

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来場者特典
ピティナ・ピアノコンペティション
「学習ノート」をプレゼント

学習ノートとは:コンペティションに参加する方が、課題曲や作曲家について調べたり、どう弾きたいか、表現について考えるためのページが盛り込まれた書き込み式のノートです。

コンペ課題曲楽譜即売会の実施

会場にて、2020年コンペ課題曲掲載楽譜の販売をいたします。アナリーゼ楽譜、課題曲CD等もございますので、選曲の参考にどうぞ。

講座プロフィール
瀧 靖之先生

東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長
東北大学加齢医学研究所教授
医師 医学博士
東北大学加齢医学研究所及び東北メディカル・メガバンク機構で脳の MRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。読影や解析をした脳MRIは、これまでにのべ約16万人に上る。
「脳の発達と加齢に関する脳画像研究」「睡眠と海馬の関係に関する研究」「肥満と脳萎縮の関係に関する研究」など多くの論文を発表している。
テレビ東京「主治医が見つかる診療所」、「NHKスペシャルアインシュタイン 消えた"天才脳"を追え」、NHK「あさイチ」、TBS「駆け込みドクター!」など、メディア出演も多数。
著書「生涯健康脳(ソレイユ出版)」「賢い子に育てる究極のコツ(文響社)」は共に10万部を突破するベストセラー 。

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