2019年10月4日(金)に内藤楽器ハーモニーBOXにて赤松 林太郎先生をお招きし、「赤松林太郎徹底講座シリーズ「四期」の知っておくべきこと〜作曲家とその時代の音楽的語法〜」を開催いたしました。
今回は、シューマンのユーゲントアルバムを題材に古典派からロマン派への移行で大切な点を解説していただきました。古典派からロマン派への時代背景を説明され、楽器が変わった事で演奏法に変化が起こった事を話されました。
○1番メロディー
スラーの音形は、ため息でありポエムである。左手にスラーが有る場合のアルベルティーバスはフィンガーペダルで演奏する。リズムを和音にしてメロディーを壊さないようにする。密集と開離の演奏の違い、指先の爪とお肉の音質の違い、手首のフォームについて語りながら美しい音で演奏されました。
○10番楽しき農夫
完全4度は、夢みるように演奏し、fは、ベートーヴェンのfの強さとは違う事を説明されました。
他に4番コラール 8番勇敢な騎士 7番狩の歌 12番サンタクロースのお爺さんを取りあげ、楽譜の読み方を解説していただきました。
最後の30分間 赤松先生は靴を脱いでペダルの説明をされました。ハイドン時代は膝ペダルでしたが、ロマン派では足ペダルになり踏み方が重要な演奏要素になっている事を解説されました。
○足の置き方
○アクセントペダルとレガートペダルの踏み方の違いと、その記譜方法の工夫
○膝を閉じる 開くで音色が変わる 等
ペダルによる耳の超絶技巧を披露してくださいました。
受講者全員が、赤松先生の足に注目しそのペダルさばきに驚き、そしてソステヌートペダルを使用してのバッハの演奏に大拍手でした。
2時間がとても短く感じました。また次回の講座を楽しみにしてます。