2019横浜バスティン研究会シリーズセミナー (全4回) 第2回 近現代作品の導入テクニックの指導法
田口 翔
2019年5月16日(木)にカワイ横浜「プラージュ」にて田口 翔先生をお招きし、「2019横浜バスティン研究会シリーズセミナー (全4回) 第2回 近現代作品の導入テクニックの指導法」を開催いたしました。
教材はピティナ・コンペティションのC級、B級、A1級の近現代の課題曲を取り上げていただきました。
2015年にフランス留学から帰国され、ピティナでは課題曲の録音等でご活躍中の先生の美しい響きのピアノでの講座の始まりとなりました。
C級のハチャトリアン「ブランコにのった豹」は揺れと決然さの表現の仕方をどうしたら良いか、6度の和音進行をどのように練習したら良いかの具体的方法をお話しいただき、イベール「水晶の籠」ではフランス語指示について細かく学びました。イタリア語のritardandoはだんだん遅くの進行形ですがフランス語のcedezは譲っての命令形であるのでテンポの取り方が違ってくるそうです。三善晃「そよかぜのおどり」ではテヌートの音作りを子供の手でどうしたら良いかをお話しいただきました。枝野奈津子「おしゃれないもむし」は曲名から物語を作り、曲目の理解を深め、様々なテクニックへの指導へつなげられるそうです。
B級、A1級の4曲以外にもB級のロマンスタイルのリュバルスキー「優しい歌」、ギロック「森の妖精」なども取り上げていただきました。
子供からの視点や発達段階の子供の手などについても詳しくお話しいただきました。
Rep:横浜バスティン研究会 石渡 真理子
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