2019年5月8日(水)にカワイ川口ショップ・コンサートサロンにて赤松 林太郎先生をお招きし、「赤松林太郎徹底講座シリーズ クラシック編ベートーヴェン ソナタ vol.4」を開催いたしました。
大好評のvol1.2.3に続き、今回も時代背景や当時の関連人物と深く紐づけながら、赤松先生のユーモア溢れるトークでお話くださいました。
導入では、第一音がどんな音で出ているのか・何楽章編成か、これらにベートーヴェンの意図が隠されているという非常に奥深い内容からお話に入り、受講者の先生方も釘付けの様子でした。
今回の曲は前回まで取り上げてきた1番から5番とは大きな違いがありましたが、当時ベートーヴェンがどのような環境で過ごし、どのような人物と関わっていたかによって曲の特性が大きく変化していることを知ることができた非常に重要な回となりました。
また、調やペダル、スタッカートなどひとつひとつに多くの意図が込められているため、彼の曲は特に慎重に、楽譜に忠実に演奏することが大事であると改めて認識できたことと思います。
赤松先生は正しい解釈と間違えやすい解釈を踏まえ実際に模範演奏をしながらご指導くださるため、生徒への指示も明確になり、参加者の先生方もお得な知識を一気に吸収できたことと思います。
正味2時間という短い時間の中で、赤松先生の豊富な知識とご経験、素晴らしい演奏でベートーヴェンが本当に伝えたいメッセージを的確にご教授くださり、大変貴重なお時間となりました。
赤松先生、ご多忙の中ありがとうございました。
次回は2019年9月19日(木)河合楽器川口ショップにて、ピアノソナタ第7番の講座開催予定となっております。
ご参加お待ちしております。