2019年3月31日(日)に富田林市すばるホール(2階リハーサル室)にておとみっく(桜井 しおり先生、坂本 夏樹先生)のお二人をお招きし、「おとみっくの音楽ワークショップ 見て、聴いて、参加する!新しい視点からクラシック音楽の楽しみ方を発見しよう!」を開催いたしました。
今回は音楽ワークショップという形式で、親子で参加できる楽しい参加型のセミナーを開催しました。午前の部は音楽未経験の方、午後の部はピアノや音楽を学んでいる方を対象として実施しました。
今回のセミナーの目的は、午前の部では音楽経験のない子供たちが、音楽を学んでみたいと思えるきっかけにしてほしい、午後の部では内容は日頃のレッスンとは違う角度から音楽を学び、楽しんで頂きたいという点に置きました。これらの目的を踏まえて先生方には内容を練っていただきました。
午前の部では、まずは全員で輪になって、先生方の動作をまねしていきます。手を叩くところから始まり、足踏みなどいろんな動作が追加され複雑になっていきます。今度は、音楽に合わせて会場の中を歩き回りながら、途中で出会った人と手をつないだり、ハイタッチしたりして、自分だけではなく他の人とリズムを合わせます。いわゆるボディーパーカッションを使って、リズムをとる楽しさを体感しました。
午後の部では、親子がおとなチームとこどもチームに分かれて、おもちゃの鉄琴を使い短い小節の作曲も行いました。始めの音が指定され、白鍵だけを使うというルールにのっとり、それぞれのチームで意見を出し合って、素敵なメロディーを創っていただきました。最後は全員でそのメロディーを歌ってみました。
今回のセミナーでは、親子が同じ課題に取り組むことにより、親子間のコミュニケ―ションが円滑になり、こどもたちには自己表現を楽しむ喜びを感じていただけたのではないかと思います。
参加者からは「体を使ったリズム遊びを、クラシックの曲にのせてやったが、簡単過ぎずやり終えた達成感がありました。」「とても楽しく、子ども達も嬉しそうに音楽を一緒に作っていて、大変勉強になりました。」というコメントをいただきました。
今後におきましても、当ステーションでは音楽経験を問わず、参加者が音楽の楽しさを学んだり、音楽に必要な基本的な知識を学べるセミナーを実施し、地域の音楽教育の環境をより充実できるように取り組んでまいりたいと思います。