【実施レポ】2019/03/29 川崎 紫明先生セミナー(田園調布)

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2019/04/12
川崎紫明音符ビッツ 1本指からのピアノセミナー
川崎 紫明

2019年3月29日(金)に田園調布「ピアノサロン ノア」にて川崎 紫明先生をお招きし、「川崎紫明音符ビッツ 1本指からのピアノセミナー」を開催いたしました。

先生は鈴木メソッドの耳とグレン・ドーマン博士の目の両方の視点から脳科学レッスン革命として川崎音符ビッツ教材を開発されました。そして「音符ビッツピアノ1」の教本を2018年発刊されました。目と耳との統合で6倍にも脳が活発化するお話を始めに聴き、驚愕致しました。そして参加者をこの教本の世界へどんどん引き込んでいきました。

一番指導者が悩む手の脱力方法の指導ポイントを始め、手のフォーム作り、付録の使い方、そしてそれを応用したMy Book作りまで、先生の普段のレッスンでの工夫が盛り沢山で感動と驚きと納得で楽しい発見が多いセミナーでした。模範レッスンをも交え、この教本の使い方を具体的にレクチャーしてくださいました。

特に先生の生徒様のMy Bookを拝見した際には、カラフルに彩られ、子どもが楽しく楽譜が読める工夫が数々あり、関心致しました。子どもの脳を開発するために、普段からどんな視点で工夫がいるのか、なぜ耳と目の両方が一致していくのか、先生が開発されている音符ビッツがどれだけ読譜と表現力へ繋がっていくのか、本当にいろんな回路が見えた素晴らしいお話でした。

1本指から始められるこの教本は、何よりも美しいフォーム作りに特化しており、レッスンへ取り入れるべき素材だと指導者である私の心にも印象強く残りました。それも1周目の教本学習が1本指だけなのです。つまり2の指である人指し指だけでフォームと脱力に気を付けて進めていきます。これは音が読めなくても、音符ビッツ教材を覚えればすぐ始められますし、経験者でも脱力とフォーム学ぶ為にも使用可能です。

そして2周目は3本指で123の指でと教本には指示があります。または234の指でも可能ですので、脱力を学びながら手のフォームを整える本としても2周も3周も出来る今までにない教本です。更に初歩の方だけでなく、経験者も脱力と同時に手のフォームを整える為にも利用できる万能な教本であることが分かりました。これからの日本の音楽教育における革命的な教本になることでしょう。なぜならレッスン中の3分取り入れるだけで、脱力や手のフォームが激変する万能教本ですから驚きです。これこそ、深い歴史あるヨーロッパの芸術の根本にある「楽しむ」ことへの指導だと私は共感致しました。表現力へ結び付く早期教育指導、有効教材の数々、脳科学レッスンと3拍子揃った本当に素敵なセミナーで、2時間があっという間でした。

丁度新年度スタート前でしたので、セミナー後は指導者の皆様の目が希望に溢れ、レッスンへ取り入れようとする意気込みまで感じられる具体的な質問が飛び交っていました。指導者にとっても脳活になったセミナーでした。

Rep: ピティナ正会員 宮地佳代

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