2019年1月25日(金)に銀座山野楽器 仙台店 8F イベントスペースにて石黒 加須美先生をお招きし、「3歳から伸びる感性と知能を育てる 最新ピアノ指導法」を開催いたしました。
今回のセミナーは幼児のレッスンに必要な、発達に合わせた指導、さまざまな要素をバランスよく体験させること、そして体験する順番の3点と、子どもたちが自立して音楽を楽しめるようなレッスン方法をレクチャーしていただきました。
セミナーは、受講者が生徒のパートを弾くのではなく、指導者の伴奏パートをCDで再生し、石黒先生が歌いながら生徒のパートを弾く形で進めていきました。生徒ではなく指導者目線のまま、完成された形を見聞きすることで指導風景がイメージしやすかったと思います。先生のお話は具体例が多く、頷くなど共感しながら学ばれる方が多かったように感じました。
特に印象的だったのは、グーのクラスターの重要性です。ピアノを弾く際の脱力の仕方、イメージ、リズムの習得において、「力を抜いて」や「リズムを合わせて」の言葉だけでは幼児には難しくて伝わらないそうです。
石黒先生監修の「まいぴあの」シリーズはグーの手で黒鍵を鳴らし、ピアノを弾く前に正しい脱力の仕方、イメージ、リズムを身につけることができます。
つまずいたときに新しく改善方法を指導するのではなく、最初に覚えたことを思い出し解決できるような指導方法が幼児には大切だと感じました。
今回は現時点で出版されている「まいぴあの」シリーズを全て網羅した内容のため、「一冊ずつゆっくり聞きたい」や「また参加したい」など次回を期待する声を多数いただきました。受講者のみなさんご参加いただき、ありがとうございます。
「なぜ分からないのか」ではなく、「どこが難しいのか、どのトレーニングを振り返ったら思い出してくれるのか」を意識し、自信を持って幼児向けの指導ができるようになる内容のセミナーだったと思います。
石黒先生、約2時間のセミナー本当にありがとうございました。