寒い日の2019年1月24日(木)にスガナミ楽器(株)経堂店 ミュージックホールにて馬塲 マサヨ先生公開講座、「目からウロコのピアノ脱力法 筋肉の仕組みから「脱力法」を徹底解明!」が行われました。
本講座は馬塲先生の大人気『目からウロコ』シリーズより3作目「脱力法」のお話を進めていきました。自身の演奏力の向上のために、またレッスンで「脱力」をどう指導したらよいのかお悩みの方々が参加されおり、熱心に耳を傾けておりました。
まず日本人と西洋人の身体の使い方の違いに着目したところに『目からウロコ』でした。日本人は「引き寄せる」動作が多く、西洋人は「押し出す」動作が多い、例えば思いを込めるとき、日本人は上体や肘を内側に曲げるように、西洋人は上体を反らすように肘が伸びていることが多い、身体の使い方が逆なのです!日本人が西洋の楽器であるピアノを弾くということは西洋人の身体の使い方の違いを知ることなのです。
脱力法はリラックスして力を抜いて弾けばよいというような単純なものではありません。「力を入れるべきところ」に力を入れ、「入れてはいけないところ」に入っている力を抜く...普段無意識に力を入れているところはどこなのか?無駄な力の入る原因=痛みの原因を実例をあげながら説明くださいました。また骨や筋肉の仕組みを模型を使って分かりやすく解説いただき、正しい身体の使い方を知ることができました。
あとは、実践です。自分の弾き方を見直すことにより脱力法を身につけていって欲しいと締めくくられ、あっという間に時間が過ぎていきました。
馬塲先生、ためになるお話をありがとうございました。