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2018年10月15日(月)に佐賀市文化交流プラザ 交流センター3階 エスプラッツホールにて赤松 林太郎先生をお招きし、「赤松林太郎徹底講座シリーズもっと身近に ショパンエチュード」を開催いたしました。
コンクールにも取り上げられることが多くなったショパンエチュードの中から、op.25-1、op.25-2、op.10-5の3曲についての講座をして頂きました。
先ず、数多くある楽譜の中からエキエル版とパデレフスキ版の楽譜を見比べながら、記号から見えてくる音楽を説明して頂きました。加えて国内外でコンクールの審査員をされている赤松先生の広い視点からのお話もあり、楽譜を選択する上でとても参考になりました。
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また、ショパンエチュードに数多くあるアウフタクトの取り方はバロック時代と比較しながら説明して頂き、大変興味深いことでした。
ショパンに相応しい音色作りにおいては、音価によって鍵盤を押す時の指の圧力の加減、音域のある時の手の運び方、現在のピアノでのペダルのいれ方等、具体例をあげて演奏を通してレクチャーして頂きました。音を建設的に作り上げる練習方法も大変勉強になりました。
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赤松先生の講座を受けて、楽譜を読むことの大切さを感じます。ショパンが伝えたかった音楽を楽譜から深く読み取れるようになり、それを導けるように学び続けたいと思いました。
講座予定のop.10-12は、時間が足りなく聞けませんでしたが、再び、佐賀で続きの講座をして頂けることになり嬉しく思います。