2018年7月9日(月)に(株)東京堂 八戸センターにて石嶺 尚江先生をお招きし、「テクニック・クリニック~楽しい裏技のオンパレードでレッスン革命~」を開催いたしました。
具体的な内容は、
●手首が下がる
●手首をふる
●左右のバランスがとれない
●指が立たない
●トリル、ターンが上手くいかない 等々...
日頃のレッスンでよく見受けられるお悩み項目がズラリ??大変興味深い内容で、より講座への期待感が高まります。
そして今回の講座へは青森県内在住の指導者の方々はもとより、岩手や秋田など他県からのご参加も頂きました。会場内は、関心度の高さを感じられるとても熱心な様子でした。
この講座を受講しながらふと...「導入期や幼少期の生徒へのピアノ指導における共通の悩み事は、テクニック的指導が大部分を占めるのではないか」と気付かされました。更に石嶺先生が取り上げている問題点、項目の多さにも改めて驚かされたものでした。
先生は問題点に対しする改善策を1つや2つに留まらず、前向きな言葉がけと共に、様々な工夫を凝らしたアプローチの仕方から、短時間で効果を上げられるものを実に軽快なテンポで次々と解説して下さり、引き出しの多さにも圧巻されました。
先生の講座から、指導者として、生徒1人1人、1つ1つの問題点によく気が付き、それぞれに見合った改善点を見出す事。そしてその作業を指導する側が諦めない事など、生徒のテクニックの特性である癖との向き合い方を学ばせて頂きました。
講座の最後の方に、トリルやターンの習得へと繋げる指導法について、目や耳から伝えるだけではなく、会場全体で実際にカスタネットを使用しながら、どの様に指導したら効果的なのかを体験させて頂き、即レッスンへと繋げてられる術を身に付けさせて頂きました。
どれもこれも物作りなどの作業は必要ではなく、身近にある文房具や、ピアノクロス、更には心理学を取り入れた言葉がけなど、発想力の豊富さにも刺激を受けました。
是非、『テクニック・クリニック』を第2弾~第3弾と継続して勉強させて頂きたく、マジックの様な石嶺先生のテクニック指導をレッスンへと応用させて頂きたいと思います。そしてピアノ学習者の方々へ、心身共に心地よい演奏へと導いていける様にピアノ指導者としてサポートする役目を果たせたらと希望を膨らませております。
最後に、石嶺先生は前日のステップの講評もして下さり、御多忙とお疲れ様の中でのセミナー開催の運びとなりましたが、常に笑顔でお話しして下さり、会場を楽しく盛り上げて下さいました。改めまして、誠に感謝申し上げます。