2018年6月22日（金）に巌本真理メモリアルホールにて川崎　紫明先生をお招きし、「川崎紫明音符ビッツピアノセミナー」を開催いたしました。

２月に横浜で開催された音符ビッツワークショップに初めて参加させていただいた際、音符ビッツで育たれた皆さんが、ご自分の音の世界で心から音楽を楽しんで生き生きと演奏されるご様子、ビッツを使った活動での抜群の集中力などを肌で感じさせていただき、驚きと感動の連続でした。その時にピアノ教材が新しくできるとうかがい、養成講座も受講させていただきながら心待ちにしておりました。

今回のセミナーでは、心・脳・体を育む全人教育法である音符ビッツについて、脳の発達のお話から手の構造まで理解を深めた上で、教材を使ってのピアノへの導入についてご指導いただきました。

耳で聴いたことや目で見たことが脳の運動野とつながり、耳・目・手を通し刺激を受けることで神経回路ができていくこと、又それぞれの器官の臨界期をふまえて良質な刺激を与え続けていくことで脳が活性化されていくことなどの講義の後、付録の「なぞるビッツ」「アリーちゃんけんばん」で音楽表現の基礎や脳の活性化にもつながる指導法を教えていただきました。

続いて「音符ビッツピアノ１」の指導法に入り、５指の中でも骨格的にも一番安定している２の指を使ってシンプルな動きで音や手のフォームに集中する方法、又、深く音を聴き豊かな響きを奏でる方法などを大切に指導していけるということが、深く入ってきました。ピアノの前で紫明先生と目を見てご挨拶させていただくことから始まり、先生の手の形を見せていただき、音を聴かせていただき、脳に届くまでキープするという事、動物の鳴き声にも生きたリズムで意味を持ってご指導されていること、全てが感動で心が震えました。