【実施レポ】障がいを持つ子どもへのピアノレッスン(福田りえ先生)

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2018/06/12
障がいを持つ子どもへのピアノレッスン
福田りえ
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2018年6月7日(木)スガナミ楽器(株)経堂店 ミュージックホールにて、福田りえ先生のセミナー「障がいを持つ子どもへのピアノレッスン」が開催されました。

動き回ってピアノ椅子に座ってくれない、根気がなくてなかなか集中力が続かない、自分の興味のあることにしか取り組まない...など日ごろのレッスンでお困りになったことはありませんか?気付いたら障害児を教室に受け入れていた、レッスンが思うように進まずもしかして...と思うグレーゾーンの子がいる、そんな生徒への対応に悩む指導者がたくさん受講されていました。

障がいの種類は様々です。身体・知的・精神・難病の4つの障がい区分について知ること。その子は何ができるのかアセスメント=現状把握をすること。 質問の仕方を具体的にすることでパニックが避けられたり、レッスンの主導権をうまく握らせてあげたり、知っておきたい言葉かけをたくさんご紹介いただきました。 この方法は定型発達の、特に幼児への指導においても役立つ方法なのではとおもいました。

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そしてなにより印象に残ったのは『親御さんの気持ちに寄り添う』こと。現実を受け入れられず苦しんだり、周囲からの好奇や非難の目にさらされ傷ついたり、周りの理解をなかなか得られないことも多い中、それでもピアノのレッスンを通して親御さんをねぎらい、褒める、ともに喜び合うことで社会の一員として暮らしていくことができるという自信にもつながっていく。実例としてドレミを3年掛けて習得していく映像を見せてもらいました。根気のあるレッスンですが先生と親御さんが年月をかけてひとつづつ導いていく姿に感銘を受けました。

今回、改めて障がい児やグレーゾーンと言われる生徒へ教えることへの不安をかかえた先生方が多くいらっしゃることがわかりました。事例も様々ですが今回の講座の内容をレッスンに取り入れていただき、多くの子どもたちに音楽の楽しさを伝えられていけたらいいなとおもいます。
福田先生、ありがとうございました。

Rep:スガナミ楽器(株) 経堂店
 

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