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2018年5月13日(日)つくば市ノバホール 小ホールにて、藤原亜津子先生をお招きし、「2018年度 ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲公開レッスン」を開催しました。
当日は、A1級4名、B級1名の方がレッスンを受講しました。
コンペティション会場で実力発揮するには、演奏の目標をどの辺に置くか、コンペティションの演奏と演奏会の演奏は違う、など、コンペティションに参加するのが初めての方たちにもわかりやすく、有益な情報を伝授してくださいました。課題曲のレッスンでは、とくにA1級では、小学生低学年の頃には難しい、和音のテクニックのコツや八分音符のパッセージなどで弱い指を短時間で鍛えるコツを教えてくださいました。
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まず必要なのは、良く動く指、歌心、そして呼吸。バランス、聴き分ける耳。体と指と音は自分で創っていくもの。自分がどこが出来なくてどこを練習し鍛える必要があるか生徒さん自身が意識していく、ことのようです。上手に弾けているがまねているだけで自分自身で考えていない、指導している先生の思いが届いていない演奏にコンペティションで出会うことがあるそうで、考えさせられました。
予定は未定、等々、藤原先生のユーモアたっぷりのレッスンを拝見していますと、子供の成長と共に時間をかけて作っていく部分がとても大きいように思いました。幼い頃から規模が小さい曲も音楽的に弾く。それが未来の自分につながっていくのよと藤原先生。ピアノのレッスンはおかあさんの力が大きい、とおっしゃっていました。
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終盤のグループレッスンでは、課題曲のレッスンで取り上げていた、手の形、指先、手首等をつくる方法、脱力を、藤原先生お手製のお手玉や考案グッズを使って体感しました。 最後は、伴奏君のアレンジに合わせた楽しい演出で締めくくって下さいました。
聴講にいらした先生方からは、楽しかった、他の曲も時間がゆるせば全部聴きたかった、2時間あっという間でしたと声をいただきました。