2018年4月20日(金)武蔵野スイングホールにて、
角野美智子先生をお招きし、「2018年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」が開催されました。
みなさんが待ちに待った、言わずと知れた 角野美智子先生のピティナ課題曲セミナー
は、大盛況でした。午前、午後の部 と分かれて、今年度ピテイナ・ピアノコンペティション課題曲のA2級からC級の曲目解説と演奏いただき、なんとその時間、合計4時間!
通常の課題曲説明会よりゆったりめのスケジュールにつき、よりきめ細やかな美智子先生ワールドを堪能することが出来ました。
バロック、クラシックなど、それぞれの様式感に加え、たとえばハイドンとモーツァルトのフレーズ感や音作りの 相違など、「似て非なり」の魅力、その曲のちょっとした素敵ポイントを惜しげもなく教えてくださいました。
調性やハーモニーを感じて演奏に反映することの素晴らしさ、非和声音で心がキュンとする感覚や倚音により音と音が擦れ合う感じ、音と音が溶け合う心地よさなど、確固たる理論に基づきつつも、あくまでも演奏者(生徒)本人が心や身体の深いところで理解し、感じていないとどんな事も ニセモノになるよ、という言葉が印象的で、表面的な演奏と心の奥まで沁み入る音楽と何処が違うのかをはっきり明示くださいました。
ハーモニーの移り変わりによって会場の空気の色が変化し、角野先生の素晴らしい演奏に酔いしれる私達でありました。麗しい時間をありがとうございました!
角野先生、全力でのセミナー本当にお疲れ様でした。惜しみなく 指導ノウハウのあれこれを伝授していただき本日のお客様は 幸せいっぱいです。