明るい未来に繋がる導入期指導法
井上朗子
2018年3月30日(金)名護中央公民館小ホールにて、井上朗子先生による、「明るい未来に繋がる導入期指導法」が開催されました。
何事も基礎が大事。間違った癖がついてしまうと、それを修正するのはなかなか難しいこと。それは多くの先生方が日頃痛感していることではないでしょうか。その導入期の指導法を、バスティンパーティーAに沿って講義してくださいました。
まず初めに出てくるのは、右手と左手の認識。歌いながら手を叩く、お互いの手を合わせて叩くなど、スキンシップも図りながらやることが大事。弾きやすい指、手にするために、指先と付け根の強化の徹底。鍵盤ポジション感覚を身につけるために、目を閉じてやってみる。拍感を養うためにメトロノームを使用する。音程などは、視覚的に分かるように記号化すると良い。また、ラップの芯を使用して脱力の仕方や、おはじきを鍵盤に置かせて音の場所を覚えるなど、グッズを使用してのレッスンアプローチもありました。
譜読みの速さは、弾きたい曲をすぐ実現出来ます。音色の追求は、聴く耳を育てる、打鍵の仕方、脱力が関わってきます。生徒に対して生涯音楽と関わってほしいという思いは、誰もが抱いていると思います。その為にも、教材の意図をきちんと理解し、導入期で楽しく分かりやすくレッスンしていくことが大事だということを、本日のセミナーで改めて感じました。2時間終始明るい笑顔の井上朗子先生、ありがとうございました。
Rep:
ピティナ沖縄支部 照屋 愛
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