2018年3月15日(木)沖縄県浦添市ベッテルハイムホールにて、奈良井巳城先生をお招きし、「2018年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」が開催されました。
近現代の曲を中心にA2級からD級までの課題曲を奈良井先生の 素晴らしい演奏と共に、1曲1曲の重要なエッセンスを伝授して 頂きました。
・ウナコルダの時の指のタッチ ・離鍵の音作り
・倍音が増えるとふくよかになる響きのタッチ
テクニック面では、このような内容を1曲1曲の紹介の中で
教えて頂きました。
また、表現面においては、
・音楽を感じる間の大切さ
・低音が骨格で右手が洋服のようなバランスの大切さ
そして、『調音結合』という言葉から学ぶフレーズ作り、音楽の
表現作りについてもわかりやすく説明して頂きました。
また奈良井先生が研究なさっているロシアピアニズムから学ぶ 表現力の説明では、和音の響きを『 焼き鳥 』に例えて説明して 頂き、焼き鳥のくし部分の音、肉の部分の音を、課題曲の中に ある和音で見事に1音1音コントロールされた音で立体的に表現・ 説明して頂き、納得と共に、また奈良井先生のユーモアのある お話にもつられて、会場は時折、笑い声が広がるとても楽しい 雰囲気につつまれました。
先生のユーモア、パワー、エネルギーに圧倒されて、長い講座が とても短く感じあっという間だったという受講者のお声がたくさん ありました。 今年のコンペ課題曲のたくさんの素敵な曲を生徒達と共に学び、 課題曲セミナーで学んだ事をしっかりレッスンに活用していきたい と思います。 奈良井 巳城先生、南の島沖縄県へお越しいただきありがとうございました。