2018年3月7日(水)、ピアノハープ社 ピアノギャラリーにて春畑セロリ先生によります「和音の秘密 和音の魅力 -【できるかな ひけるかな】シリーズ「わぉーん・あそび」を入り口に-第3回」を、熊本ピアノハープ社にて開催いたしました。
この講座は、「生徒が弾く簡単なメロディにおしゃれな和音で伴奏がつけられるようになりたい」「和音のことをもっと知って、ポピュラーにもクラシックのアナリーゼにも活かしたい」という会員の声から「3回シリーズ」として実現したもので、今回が最終回です。
前回までは「短い曲に感覚でよいので和音をつけてみる」との課題で、受講者ひとりひとりの疑問や問題点に優しくも鋭いアドバイスをいただきました。そして今回は、「フィーリングを理論が説明する」ということで、コード付けやアレンジの「理論的なタンスの引き出しのいろいろ」をご紹介いただきました。
・和音って何を指す?
・コードネームと和音記号は何が違う?
・コードの種類
・コードのお仕事(町内会の会長(T)・補佐役(D)・にぎやかし(S)に例えて)
・コードのコーディネート
春畑セロリ先生著の「らくらく弾きたいジャズピアノ」を使って、ぶんかつくん(IIV)・わりこみくん(dim)・おかざりくん(テンション)・よりみちくん(副属七)・みがわりくん(代理コード)など、難しく耳を閉じてしまいそうな理論をセロリ先生独特の面白いトークでご説明いただきました。
まとめとして、「タンスにたくさんの引き出しを持ちつつ、それをどう使うかが大事。引き出しにひとつネタを入れたらそれをどんどん活用してみよう。うまくいったり、うまくいかなかったりする経験をしよう。理屈が8割、2割はセンス!」
この3回シリーズで「これわかった!使ってみよう!」というものができ、実践するきっかけを受講生に作っていただいたセロリ先生、本当にありがとうございました。リハーモナイズやアレンジは、講座を受けたからといってすぐにできるようになるものではありませんが、はじめの一歩をみんなで踏み出せたのが何よりの収穫です。