2017年11月27日(月)観音寺市のヤマハ音楽教室、柞田センターにてパップ晶子先生をお招きし、「♪パップ晶子公開講座♪ バルトーク《ミクロコスモス》の導入法 -現代的ピアノ語法でバッハの入口へ!-」という題で講座が開催されました。
先生は、前日に、ピティナピアノステップでのアドバイザーと、トークコンサートも担当して下さり、2日間、とてもお世話になりました。
今回のセミナーは、『バルトーク《ミクロコスモス》の導入法 ‐現代的ピアノ語法でバッハの入口へ!‐』ということで、《ミクロコスモス》第1-3巻の各曲の音組織や、リズムの特徴などを、わかりやすく解説、実演して下さりました。バルトークは、民族音楽に大変愛情を注ぎ、近辺の国の民族舞踊のリズムを曲に取り入れ、教則本作成に情熱を捧げたそうです。
具体的に、《ミクロコスモス》の23曲を取り出して、一つ一つ、解説して下さりました。
第1巻は、全曲2声で書かれ、反行や、複調、カノン、転回などが用いれられ、バッハの曲へと繋げていけます。
第2巻は、音はすくないものの、技術と表現の基本が徹底的に求められます。
第3巻は、三声、四声の作品も加わり、技術のスケールが大きくなっています。
もともとバルトークの曲の構成や教え方等が、よくわからないという受講者の声が多かったのですが、初歩の段階からソルフェージュにも使える曲、生き生きとした民謡ダンスのリズムパターン、曲の中に出てくる音の意味等、詳しく教えて頂き、レッスンで活用できそうだという嬉しい言葉に変わりました。また、実際のバルトークの姿や生活の様子など、沢山の写真を見せて頂き、バルトークに親しみが持つことができて良かったです。初歩の段階から、どんどん、バルトークの曲を活用していけたら良いと感じました。 パップ晶子先生、ありがとうございました。