2017年10月31日(火)アリエッタホールにて松丸弘子先生をお招きし、「 -はじめて出会うコンチェルト- クラシックアンサンブル講座vol.25」という題で講座が開催されました。
迫力ある演奏でのオープニングにはまるでこれから華やかなコンサートでも始まるかのごとく魅了されました。以前から松丸先生のオリジナル曲などは存じ上げておりましたが、実際にお目にかかりながらの演奏は初めてで、気がつくと講座ということを忘れてまるで子供のように興奮して聴き入っていました。
ピアノとエレクトーンのアンサンブルは発表会でもよく演奏されており、ピアノソロでは味わえないリズムのある曲が多く使われるのですが、ボイスの組み合わせによっては生ピアノの音色にぶつかってしまうこともあります。しかし松丸先生は一つ一つの楽器のもつ本質に迫り、たった1台のエレクトーンで厚みあるオーケストラを完成させてしまうのです。講座の中では、リズム機能を使わなくても打楽器などを鍵盤にアサインさせることにより、ピアノと合わせるとよりゴージャスなアレンジになることや、持続音を優雅に演奏するテクニックをご教示くださいました。
闘牛士の歌、魔王、誰も寝てはならぬ、蚤の歌では松岡先生のお歌が入り、オペラを鑑賞しているかのように吸い込まれるように見入っていました。私たちの発表会においてもピアノとエレクトーンと歌により贅沢に名曲を披露することができたらどんなに素晴らしいことでしょう。発表会は一人ひとりの日ごろの練習の成果を発表する場ですが、演奏者(生徒自身)が”魅せる”ことをも重視していくと、今後の発表会をより華やかで楽しいステージとすることができるのではないかということをこの講座をとおして改めて感じました。あっという間の2時間の講座でしたが、今後の指導や自身のスキルアップに活かせるような内容でありました。
松丸弘子先生の明るくて素敵なお人柄に一目ぼれをし、これからも先生の作品を生徒と共に楽しみながら学んでいきたいと思っております。講座を開催してくださり誠にありがとうございました。