7月13日(木)ヤマノミュージックサロン柏にて曲尾雅子先生のセミナー「ロシア奏法によるピアノ教本『はじめの一歩』実践セミナー 美しい音を求めて...ノン・レガートからレガートへ」が開催されました。
今回のセミナーは、多くのピアニストを輩出しているロシアのピアノ教育の注目に伴い、ロシアの子どもたちがどんなピアノ教本を使用し、ピアノ教育を受けているのかを紐解くセミナーでした。「レガート」「ピアニッシモ」の美しさを追求し、『歌になる』ように演奏するために演奏する事を目指す奏法について曲尾先生にレクチャーしていただきました。 実際のセミナー中で曲尾先生は冒頭にロシアで行われているレッスンの動画を流しながら、ロシアのピアノ教育について丁寧に解説をされていました。現代のロシア奏法に至るまでの過程が大変分かりやすかったです。その後、テキストを使用し、レッスンの取り組み方や指導法についてお話しをされていました。実際の手の形の作り出し方を受講生も一緒に行い、また、順番に前に出てピアノを弾くという体感型のセミナーだったことで、非常に受講生の理解度も深まったように感じました。曲尾先生のお話しはとても分かりやすく、実際のレッスンでの状況を想定した話もされていたので、受講者も興味が尽きることなく、メモを取ることはもちろん、時折身を乗り出して先生の顔や手元を確認しながら長江していました。実施後のアンケートには「早速レッスンに取り入れたい」「シンプルな音から引き出して弾く音がとても美しいと思った」「1音1音に対する考え方が変わった」など、音に対する向かい方をもう一度見直してみようという感想が非常に多かったのが印象的でした。
また曲尾先生のセミナーを受けたいという声も多数いただきましたので、またセミナーを実施していきたいと考えています。 地域のピアノの先生方にご満足いただけるセミナーを今後も定期開催していきたいと思います。 曲尾先生、本当にありがとうございました。