日程：7月5日
会場：カワイ梅田ジュエ

7/5 大阪 カワイ梅田ジュエで 開催されました 山本美芽先生の新刊「ピアノ教本ガイドブック」（音楽之友社）発売記念セミナー もっと 知りたい ピアノ教本! 〜譜読みの力を伸ばす教本〜に 行ってきました。

導入期の読譜指導、私にとっては 永遠の最重要課題の一つです。いかにして 確実に使える読譜力を つけさせるか、試行錯誤の連続です。
そんなわけで 楽しみに伺った 美芽先生のセミナーでした。
セミナー開始前にも 参加者への取材を 欠かさない先生。この積み重ねが セミナーのお話の端々に散りばめられ、お得感を 増しています。
現在出版されている さまざまな読譜教材について、どんな特徴が あるのか、押さえておきたいポイントは どこなのか、一つ一つ 例を示してくださりながら 明確に わかりやすく 整理してくださいました。
何事も 順番は 大切、まずは 音名読みを しっかり定着させた上で 音程読み（模様読み）も 取り入れるという やり方に 納得、より 使える読譜力に つながると感じました。

ピアノ教本だけでなく 小学校の音楽教科書のご紹介も ありました。
意外だったのが 、即興の課題も 入っているということ。教室でも 取り入れていかねばと 思いました。
現代 ピアノ教室事情や指導裏話的なお話、取材裏話なども 大変、興味深かったです。全国的に お母さまが 忙しくなっていること、ピアノ指導も 常に 時代に即して 変化していかなくては ならないこと 再確認しました。
指導者が 視点をたくさん 持つことで 今、目の前に いる かけがえのない 唯一無二の存在で ある生徒さんに とって 一番 価値のある 力のつく 方法を 提案することが できる。大事なのは 教本ではなく その使い方、アプローチの仕方であるということは いつも 必ず 大前提としてあるべきなのです。
たくさんの引き出しの中から 最適なものを 提示する手腕、常に 磨いていかなければなりません。
そんな時に 役に立つのが 美芽先生の新刊のご著書であり 今回、いただけた レジュメだと 思いました。
譜読みのアプローチが 聴覚優位か 視覚優位かで 手法が違ったり 漢字学習支援からのヒントも 着眼点が 面白く、 なるほどな、こういう豆知識も 持っていると 役に立つなと 関心しきりでした。

最後に スペシャル ゲスト 『マイ ピアノ 楽譜』の考案者 中西美江先生も ご登壇。五線譜を広げ、生徒さんの目の前で課題を書いていくレッスン方法を実演してくださいました。
人によって譜読みの理解力はさまざま。この方法ならつまづきをなくすことができそうです。7月・8月には、この中西先生の「マイピアノ楽譜」のセミナーがカワイ梅田で開催されるので、そこで続きが詳しく聞けるということでした。
一人一人の生徒さんたちが 幸せな音楽人生、ピアノ人生を 送れるよう 指導者が果たすべき使命は 何か 深く考えさせられる 素敵なセミナーでした。

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