5 月１８日（木）カワイ横浜プラージュにて、西尾洋先生生のセミナー「子供のために 私たちができること」が開催されました。

今回はバルトークの「子供のために１」を使用し、このテキストがハンガリー民謡および子供の歌に基づく小品集であることから、西尾先生が１曲ずつ歌の意味を読みながら演奏して解説して下さいました。
このテキストは初心者向けの教材としてとても音楽的である。というのも、素朴なハンガリー民謡にバルトークがつけた伴奏がとても素晴らしく、同じメロディでも様々な音の組み合わせがあり、それを味わうことのできる教材。そして、曲の雰囲気や空気感はメロディ以外のところ（伴奏）で決まり、バルトークがシンプルなメロディをどこまで引き立たせているかが分かる教材と仰っていました。

バルトークと聞くと、指導者にとってハードルが高い、というイメージがあるかもしれませんが、「子供のために」はメロディがシンプルなので特別ハードルが高いわけではない、というお話を聞き、受講者の方の中からは今後このテキストを使用してみたいです、という感想も聞かれました。
西尾先生、どうもありがとうございました。