2017年5月8日(月)佐賀県 小川楽器鳥栖店 JR鳥栖駅前フレスポ鳥栖2F にて池川礼子先生をお招きし、「四期の楽曲の特徴とは - 2017年度コンペティション課題曲をとりあげながら 第2回 バロック」という題で講座が開催されました。
今回のセミナーは、バロック期の時代背景を、建築物のお写真などを通して分かりやすくお話を聞かせて頂きました。その中で、バロック時代の建物や服装にはたくさんの装飾が多く、シンプルではないことから、バロック時代の曲には、装飾音が多く使われていている。というお話は大変興味深く、何も分からない子供達にも分かりやすくバロック時代を伝え、曲をイメージすることができるように感じました。
たくさんの楽譜がある為、指使い、アーティキレーションの違い、スタッカートなど、演奏に悪い影響があることや、バロックのスタッカートは、ノンレガートを表現して欲しいから切りすぎてはいけないことなど、演奏の細かなアドバイスをお聞かせ頂きました。
一番興味深かった内容は、小さな頃から、バロック白楽譜を使って、簡単な曲の初見演奏や、片手ずつを演奏することで、一声ずつが上手になり、曲の流れが見えてくるようになることなども教えて頂きました。
たくさんのアドバイスを頂いた最後に、コンペティションのバロック課題曲 A2級、A1級、B級の9曲の演奏を通して、演奏前にお話頂いた内容を含めて解説して頂き、たいへん分かりやすいアドバイスが盛りだくさんでした。
和やかな会場の雰囲気の中で受講できた、とても楽しいセミナーでした。
池川先生本当にありがとうございました。