2017年3月17日(金)東京堂 青森センターにて本多昌子先生をお招きし、「ピアノ指導に役立つ「音楽形式」の徹底研究」という題で講座が開催されました。
青森支部では過去に4回、本多先生に『ピティナピアノコンペティション課題曲セミナー』をお願いしておりましたが、多角的な視点からの解説が毎回好評で、是非多くの先生に受講していただきたいとの思いから、今回はコンペティション課題曲に限定しない内容でのセミナーをお願いいたしました。
≪ピアノ指導に役立つ『音楽形式』の徹底研究≫のタイトルにある通り、『早速、今日のレッスンで生徒たちに伝えたくなる情報が満載』のセミナーで、青森市内の他、県内全域からご参加いただいた多くの参加者の方にご満足いただけたようです。
内容は、四期各時代の音楽形式、音楽の特徴について。そして、各時代に演奏されていた楽器の特徴が楽曲にどのような影響を与えているのか、楽器の進化によって音楽がどのように変化していったのかなどを、四期各時代の代表的な作曲家の作品を用いて解説していただきました。
セミナー冒頭で先生がおっしゃった「音楽は受け継がれてきた流れがあり、国や政治状況、歴史などの背景があって生まれる。そして、音楽の歴史の流れの中には必ず架け橋となる存在の作曲家がいて、音楽の流れは受け継がれる。」という言葉を裏付けるたくさんのエピソードをお話しいただきました。
音楽の歴史の流れと作品の変化の関係についての理解が深まっていくことを実感した今回のセミナーでした。
今回学んだことを早速、生徒たちに伝えていきたいと思います。生徒たちの演奏が『知ること』によりどのように変化していくのかがとても楽しみです。