【実施レポ】ピティナピアノコンペティション課題曲セミナー(関本昌平先生)

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2017/04/11
ピティナピアノコンペティション課題曲セミナー
関本昌平

陽射しは春を感じながらも冷たい風の吹く2017年3月24日(金)、オリエント楽器 豊川店ホールにて、関本昌平先生による「ピティナピアノコンペティション課題曲セミナー」が開催されました。

2時間という限られた時間の中、先生にはユーモアあふれるお話を交えながら、各曲丁寧にポイントをお伝え頂きました。
バロックでは、メヌエット・バレエ等、舞曲のテンポ設定や、ダンスの特徴に基づく雰囲気や拍感の大切さ、クラシックスタイルでの弦楽四重奏や、木管アンサンブルをイメージした曲の捉え方など、大変参考になりました。

ロマンスタイルのローデと近現代のショスタコーヴィチ、この2つの課題曲は、冒頭、似通った16分音符で始まりますが、先生のイメージされるやわらかくしなやかなタッチと、無駄の無い無機質なタッチの違いは全く異なった音楽と雰囲気を創り出し、とても印象に残りました。改めて曲のスタイルに合ったタッチや、奏法の大切さを実感しました。

ピアニストとして活躍される関本先生の素晴らしい演奏は、しばしセミナーであることを忘れてしまい、何よりも音楽の奥深さや楽しさを伝えて下さるものでした。

終了後の支部総会では、和やかな空気の中、先生から具体的な練習方法や、体の使い方等お話頂き、大変貴重な時間となりました。

コンペティションは四期をしっかりと時間をかけ、勉強できるまたとないチャンスです。技術的なことに追われるだけでなく、自ら考え、豊かなイマジネーションを持って演奏できる様、努力を惜しまず、音楽とじっくり向き合うことが大切だと思います。
又、コンペティションを通じて、強い精神力と集中力を持ち、成長できることと期待しています。

Rep:豊橋支部 石原世津子
 

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