2017年3月5日(日)赤煉瓦造りの素敵な市政記念館にて関本昌平先生をお招きし、「ピティナピアノコンペティション課題曲セミナー」を開催しました。
全国で引っ張りだこの関本昌平先生による、課題曲説明会。
舞鶴では3年連続です。
なんと、関本先生は昨日はベートーヴェン3大ソナタの演奏会を終えられ、舞鶴へ。
明日は堺だそうな...
この数日で、課題曲セミナーの開催のため関西を回られるようです。すごい...
今日は、A2級-D級 各曲のポイントを演奏と合わせて、解説して頂きました。
未就学児から受験出来る、A2級の曲でも、なんと美しく切ない音色...
音の粒がキラキラしていて、思わずワクワクして。
こどもたちの気持ちにぐっと寄り添うような演奏がとても印象的でした。
それは、それ以降の曲においても同じ。
級が進む毎にやはり課題曲は難しくなりますが、ベースは同じこと。
拍子のお話をされていた時です。
『演奏に説得力を持たせる』 というお言葉が心に沁みました。
普段からきちんと弾ける。しっかり仕上げられる。当たり前のようで、一番難しいことだと思います。そこから初めて自由が生まれる。
曲のテンポを揺らしたり、音の表情を変化させることは、上手な演奏をいくらでも真似すれば形になるかもしれません。でも、それが何もない上で成り立っていたのなら、何の意味もないということですね。どんな級になっても、教えることは同じなのよって、以前に教えて頂いたこと。基礎があってこそ。
『これは、先生が言ってどうにかなることじゃないんです。本人の中から生まれる何かを表現しなければ。』そのお言葉が今日の全てでした。
それを引き出して、伸ばして、形にすることをサポートする。
それが、私たち講師の仕事だと改めて感じています。