「四期」のしっておくべきこと-作曲家とその時代の音楽的語法-
赤松林太郎
2017年2月9日(木)ヤマハミュージック倉敷店2Fホールにて赤松林太郎先生による「「四期」のしっておくべきこと-作曲家とその時代の音楽的語法-」の第2回目、バロック期についての講座がありました。
まずルネサンスからバロック期にかけての社会的あるいは文化的背景を含めて舞曲がどのように発展していったか、そしてそれぞれの舞曲がどのように演奏されなくてはいけないかのお話がございました。
舞曲の次に対位法的楽曲としてバッハのインヴェンション3番と4番を例に出されフランス様式とイタリア様式の違い、そしてそれに伴う3番と4番の演奏法の違いについてお話頂きました。さらにテーマと対位旋律のシンコペーションとの関係、ピカルディー終止と主音のみのユニゾンで終止する場合についてご説明下さいました。
赤松先生の音楽のみならずヨーロッパの歴史や文化等幅広い知識から繰り広げられるお話に、時間の経つのも忘れあっという間の2時間だったと思います。次回は古典派についてですがバロックの音楽がどのような変遷と発展をたどってソナタ形式に至るのか、今から次回の講座がとても楽しみです。
赤松先生有難うございました。
Rep:岡山支部 本田順一
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