2016年11月14日(月)八王子音楽院 京王校にて奈良井巳城先生をお招きし、「ロシアピアニズムから学ぶ表現力 ‐〈姿勢〉〈打鍵〉〈ペダリング〉の瞬間コントロール‐ 「ブルグミュラー25の練習曲」を中心に」という題で講座が開催されました。
「ブルグミュラー25の練習曲」を中心にモスクワ音楽院で学んだ奈良井先生によるロシアピアニズムの姿勢打鍵ペダリングで、更に魅力的な演奏を目指しましょう。1本1本の指のコントロールで多彩な音色を奏でる表現へ、より深く掘り下げたい、演奏法を生徒に届けたい指導者の為の講座です。ブルグミュラーだけでなく、中・上級クラスにも役立つノウハウを、先生の実演奏とともにお届けします。
●レポーターの視点から見たトピック
・奈良井先生の語り口の自然さが、とても皆様の心を引き留めます。
・きれいな音色や音色を作る事は色々な講座で色々な角度から、今や語りつくされている程ですが、ピアノのメカニズムの図を見ながら、シャンク棒の動きとローラーの関係など、大変に分かり易く説明して下さり、受講者達も「ナットク!」というお顔をされていました。
・「言葉から学ぶフレーズ作り」についての説明も大変分かり易かった。
「調音結合」というチョット耳慣れない言葉は新鮮でした。
「おにぎり」「おはよう」の「お」の発音は微妙に違う事・・・・これがフレーズ作り‐音楽作りには大変重要な事・・・・など。
・種々のパンの形をしたスポンジ状のものを利用して音色作りに役立てる試みも、皆様の興味を引き、沢山購入されていました。子供さん達を指導する時、大変具体的で理解し易いと思いました。
奈良井先生の講座は実は1年半ほど前に八王子支部総会のゲストとしてお招きして、1時間程のミニ講座をして頂いたのがスタートでした。それから奈良井先生の座は瞬く間に全国各地へと波及したようで、あの時私が先生に講座を依頼したこと、八王子が「発祥地」となりました事"秘かなる自慢"であります。
先生の講座が益々人気となる事を心より応援してお ります。