「四期」の知っておくべきこと‐作曲家とその時代の音楽的語法‐
赤松林太郎
2016年10月30日(月)服部楽器和歌山店内ホールにて赤松林太郎先生をお招きし、「「四期」の知っておくべきこと‐作曲家とその時代の音楽的語法‐」という題で講座が開催されました。
和歌山では久しぶりのピティナ・セミナーということで、会員・一般関わらずたくさんの方に参加して頂きました。
「四期」というとバロック・古典・ロマン・近現代に分類されますが、バロック以前のルネッサンス時代からの歴史と伝統のお話から始まり、
バロック期で様式化された各舞曲の違い・テンポ・拍感などを時折りユーモアも交えながら詳しくご説明下さいました。
特にテンポ・拍子のお話ではイタリア様式とフランス様式の違いをインヴェンションから数曲取り上げてご説明下さり、
「自分が子どもの頃にこんなお話を聞きながら練習したかった!」と思いました。
また「ブルグミュラーの曲を四期で弾き分けたら?」のテーマで先生による即興演奏もあり、時代によりどこを注意しなければいけないか、 逆に各時代ごとにやってはいけない奏法の説明もありました。 奥深く、難しそうな歴史的背景のお話もメヌエット・インヴェンション・ショパンのワルツなど身近な曲からかみ砕いて説明して下さったので 私たちも楽しく受講することができ、2時間ペンをとる手が止まりませんでした。
赤松先生、素晴らしい講座をありがとうございました。 是非また和歌山にお越し下さい。
Rep:和歌山支部 山裾実永
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