文・岡澤みさ(ピアノ講師)
日程:10月14日
会場:カワイ厚木店
2016年10月14日カワイ厚木店にて山本美芽先生をお招きし、「ピアノ教本、かしこく選ぼう 第3回(全3回)」という講座が開催されました。
●平成生まれの子どもたち与えたい現代の教本
ブルクミュラー25練習曲終了後の教材には何がいいのか、3回シリーズの最終回である今回は、現代の教本に焦点をあてて、miyoshiピアノ・メソッドと、バルトークのミクロコスモスが取りあげられました。
ミクロコスモスでは、教会旋法、カノン、ブルガリアリズム、インヴェンション的な二声のリズムが学習出来ること、そして旋法(モード)や変拍子は現代のジャズにも通じる所が多いとお話しがありました。最近のポピュラー曲にも変拍子などは沢山含まれているので、平成生まれの子どもたちにとっては私たちが思っている以上にすんなり受け入れられそうです。受講者で、二声も歌ってみました。
Miyoshiピアノ・メソッドは、文章や曲名にも三善晃先生の思いがたくさん詰まっている上に、3の指から弾くなどロシアンメソッドの脱力奏法と通じる所があります。
カラーの挿絵がなくてもおしゃれなエッセンスが垣間見られるテキストは、目先を変えてのレッスンに使えることが色々ありそうで、自分でも研究を深めたいです。
シリーズは終わりますが、山本先生の教本研究のお話しはまだまだ聞きたい気がします。
★次回のセミナーのご案内★
12月2日(金)山本美芽・三輪昌代・古内奈津子
カワイ横浜 教本シンポジウム
12月15日(金) 21世紀へのチェルニー
第4回 チェルニーで身につくテクニックとは?
名古屋・中村公園スタジオフィオリーレ
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やまもと・みめ◎音楽ライター、ピアノ教本研究家。東京学芸大学大学院教育学研究科音楽教育専攻修了。中学校(音楽)、養護学校にて教諭と勤務したのち、執筆活動をはじめる。
ピアノ指導者としても大学在学中から現在までレッスンを行う。「ムジカノーヴァ」「ジャズジャパン」等の音楽専門誌にて、国内外の一流アーティストに多数取材。
「もっと知りたいピアノ教本」(大半を執筆、音楽之友社)「21世紀へのチェルニー」(単著、ショパン)などを執筆、ピアノ教本についての研究をライフワークとして続け、
多くのピアノ教本の著者・訳者に直接取材した経験を持つ。中村菊子、呉暁、樹原涼子などピアノ教本の著者・訳者からは厚い信頼を得ている。2006年―2010年の間、
夫の転勤のためアメリカ・カリフォルニア州在住。州立シエラカレッジにて単位取得。アメリカのピアノ教本事情を研究。帰国後、2013年より著書「自分の音、聴いてる?」
(春秋社)をテーマにしたセミナー、また音楽指導者のためのライティングセミナーを全国各地で行う。音楽教育学の知識と、音楽ライターとしてプロの音楽家・教育者との膨大なインタビュー経験、
自分自身のピアノ指導・子育て経験、ピアノ学習、全国のピアノ指導者との密接な交流から得た現場発の問題点など、理論と実践を融合しながらピアノ教育が進むべき道を先導している。ピアノを多喜靖美氏に師事。
室内楽を多喜靖美、松本裕子の両氏に師事。2015年より「ピアノ教本、かしこく選ぼう」セミナーを全国で行う。あわせて指導者向けの「ライティングセミナー」、
参加者が実際に弾き合いながら学ぶ「ひきあいセミナー」なども開催中。オフィシャルサイト http://mimeyama.jimdo.com/
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