7月11日、前日のステップで朝から夜までアドバイザーをお勤めになった疲れを微塵も感じさせない、今人気絶頂の今野万実先生のセミナーに、大勢の先生方がワクワクしながら集まりました。
冬に千葉まで今野先生の連続講座を聴きに伺い、これは是非!仙台の先生方にもご紹介したい!と、所属する仙台「ギロック友の会」にお声掛けし、共催で企画したセミナー。
会場にぎりぎり入る沢山の先生方!新刊も会場に準備しました。
人を惹きつけるパワー。中身のぎゅっとつまった、愛と情熱と本気と、そして、大変なご準備がつまった講座でした。メソッドではない「はじめてのギロック」をつかい、ここまでテクニックの勉強ができるんだと、皆さん目から鱗です。
導入期は、全ての基本。分かりやすく、当たり前のことを繰り返し、しかし嫌がらせることなく指導するにはどうしたらよいのか。
◆まずは指づくり。ノンレガート。
脱力し、正しいフォームでいかに指先に神経を集中させるか。そのためにどんな風に声掛けし、意識付けするのかを、グッズも交えご紹介。
◆そして音作り。レガート、スタッカート。
目では見えない重心移動のレガートを、子どもが目視確認できる道具、そして、スタッカートを身体で感じられる方法などを、ご自身の生徒さんの映像も交えてご紹介。
◆三つめは耳づくり。
左右の役割の違い、横と縦の響きを聴く耳を育てるための意識づけ。音をどこでどんな風に感じてピアノから引き出すのか。実際にいくつか演奏をされてのご説明。
これらをすべて、「はじめてのギロック」の曲を使って、どの曲が、何のテクニックの練習になるのか、そして、そこからどう発展していくのか、起こりがちな問題点を解決するには、どう声掛けしていくのか、詳しく具体的な指導例を挙げてご説明くださいました。
最後は、「こどものためのアルバム」「プレインヴェンション」「ブルグミュラー」から数曲、先生のこだわりをお話しくださる、超プレミアムな講座!!
会場は、3分おきに笑い声と頷きが繰り返され、何より万実先生のパワーと情熱に圧倒されました。
どんなに生徒がうまくできなくても、繰り返し、笑顔で、本気で向き合う。そして生徒が笑顔で通ってきて、笑顔で帰路につくレッスンを探求し続ける今野先生の情熱。
帰ってからの皆さんのレッスンがきっと、その日から、いつもと違うものになりそうな予感がいたしました。
2日間に渡りお疲れ様でした。本当に一生懸命にアドバイザーとセミナーをお勤めくださり、まほろばステーションのスタッフ、代表ともども頭が下がる思いです。心から感謝申し上げます。
また2日間ご一緒させていただき、人気絶頂にも関わらず、ユーモアあふれる飾らない誠実なお人柄、そして、何より、寸暇を惜しんでの緻密なご準備に、大変感銘を受けました。
終わった後は、共催の仙台「ギロック友の会」のメンバー、そしてご友人の平間先生も交えて、ランチ!!
講座でご説明された、音が前のめりに転ばないための言葉、「シャッター!!!」が、何度も会話に登場。笑