【実施レポ】楽譜の向こう側 -楽譜を読むための和声の知識-第1回(西尾洋先生)

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2016/05/20
楽譜の向こう側 -楽譜を読むための和声の知識-第1回
西尾 洋
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2016年4月21日(木)鶴見区民文化センターサルビア音楽ホールにて西尾 洋先生をお招きし、「楽譜の向こう側 -楽譜を読むための和声の知識-第1回」という題で講座が開催されました。


まず西尾先生の資料には80項目の音楽の極意があり、その中で講座を受ける極意では「そのまま信じない、自分で考える、記憶する、その場で覚える、メモに頼らない」など、冒頭からドキっとするお言葉が続きます。そして執筆のきっかけとなったドイツ留学中のお話し「なぜ~なのか」、そして先生のご著書「楽譜の向こう側」に沿ってセミナーが進められました。

目次はすべて「~に意味がある」。楽典の本ではその言葉が何を表すかを書いてあり理解したつもりでいますが、その記号の言いたい事が何かを考えているでしょうか? 例えば、fが書いてある→fによって伝えたい事がある→ではどう演奏したらよいのだろうか?という事です。
調では転調、和音では属7、ナポリ、減7、そして拍子、形式、楽語、歌詞とお話が進み、その中でも印象深かったのは拍子です。 拍子記号の4/4,2/2とC、~の意味では本当にハッとさせられました。日々目にしている記号ですが深く考えた事があったでしょうか。

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また「歌詞に意味がある」ではメンデルスゾーン『歌の翼に』の2種類のCDを聴き、歌詞と強弱記号をどのように演奏しているかを聴き比べました。書いてあることを読み取りよく聴かないとこの2つの差は分かりません。歌詞、記号の一つ一つに意味があるのがうなずけます。

「特別なところを特別に演奏する」これを小さい頃からやっていくべきだそうです。そしてこれからは多くの「なぜ?」を持って楽譜を読み解いていきたいと思います。
6月16日(木)同じくサルビア音楽ホールで2回目の講座があります。またお話を伺えるのを楽しみにしております。

Rep:横浜バスティン研究会 木村ちづる

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